【開催報告】9月11日(木)20:00-21:30平和のために向き合うこと-朝鮮半島と日本のこれまでから考える-
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2020年より始まった、市民間から対話を通じて平和を作る、東アジア平和大使プロジェクト。
今年は遂に、戦後80年。
東アジア平和大使プロジェクトは今年で6年目を迎えました。
私達はなぜ、「近くて、遠い」のか。その問いを軸に活動をこれまで展開し、
総計で439名の参画者数、51の場づくりを行うことが出来ました。
今年もこれまでと変わらずに東アジアの和解と共生をテーマにしながら、
世代、所属、思想を超え、明日の平和な東アジア地域を望む人々が集える場となるよう、
国内外での活動を実施していく年とします。
2025年度の第4回となる本会は、高麗博物館の方々をお招きし、10月から始まる企画展「植民地主義2025」についてお話しいただきました。

■リソースパーソン🎵(敬称略)
岩元 修一(スピーカー)
高麗博物館理事。元生活協同組合職員。
後藤瑞穂
女子美術大学大学院2年。洋画専攻で、普段は油絵を主にした平面作品を制作。
高麗博物館の「植民地主義2025」展の企画メンバー。
現代社会とカルチャーというグループと、展示全体のデザインなどを担当。
谷 正人(スピーカー)
高麗博物館理事。関東大震災研究会と民族教育研究会に所属。
「ことば」という観点から植民地主義について考え中。
円谷 恵(スピーカー)
高麗博物館専務理事。元大学職員。
◆当日の概要
イントロダクション
高麗博物館について
企画展について
質疑応答
対話
クロージング
◆高麗博物館について
高麗博物館は2001年に開館、2002年にNPO法人格を取得した博物館です。
歴史博物館(日本とコリア、互いの歴史を知る)、平和博物館(加害の歴史への反省)、人権博物館(在日コリアンとの共生)を目的としています。
◆企画展について
2025年を生きる「わたし」と「植民地主義」の歴史はどんな風につながっているのか、5つのチームで現在企画進行中です。
マルモイチーム
現代社会とカルチャーチーム
親日派チーム
併合以前のソウルチーム
ライフヒストリーチーム
来館された方々と高麗博物館の職員でパネルを見ながら対話できるような仕組みをつくっています。
企画展についての詳細ページ(高麗博物館ホームページ)
◆質疑応答
参加者の方々から以下のような質問が高麗博物館の方に投げかけられました。 一部抜粋して質問と回答を掲載します。
植民地主義に関する展示を行うに当たって(もしくは高麗博物館の展示全般について)反発したり、抗議の声を送られることはありますでしょうか?
⇒抗議を直接受けたことはない。展示についてこれは間違っている、これは嘘だ、
というような意見を伺うことはある。
植民地支配を正当化する政治的・地政学的視点(?)を展示でどのように処理されているか、もしくはみなさんがどのように考えているか伺いたいです。
⇒普段見る日本が中心の世界地図だけでなく、西側(朝鮮半島側)を上にした世界地図を
展示するなどいろんな角度から東アジアを見れるような工夫をしている
若い世代に来てもらう工夫をされているとのことだったが、より高齢の方々に向けて何かアプローチの方法は考えていますでしょうか。 ⇒若い世代にどうアプローチするかはよく考えているが、上の世代へのアプローチは
あまり考えてこなかった。いろんな世代を巻き込んだ対話の場を創る必要を感じる。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
10月のイベントもお楽しみに✨
■情報🎵
東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。
※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます
※今後のプロジェクト概要について案内をご希望する方は、メールアドレスまでお名前とご所属を明記し、送信してください 東アジア平和大使プロジェクト
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