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​Wake Up Japan の最新情報

2月8日(土)から11日(祝)までの間で韓国市民社会フィールドワークを実施しました。今回のフィールドワークでは、「歴史問題」「アフリカ支援」「市民社会」「フェアトレード」を軸にソウルで活動する団体や史跡を回りました。


2月8日は移動日でしたので、実質的には9日からの3日間での実施となりました。


2月9日

・独立門・西大門刑務所跡見学

・明洞・南大門市場視察

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2月10日

・フェアトレードセンター韓国訪問

・アムネスティ韓国訪問

・African Insight訪問

・漢江鎮駅周辺視察

・梨泰院視察

・「美しい店」訪問

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2月11日

・戦争と女性の人権博物館見学

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【参加者感想1】

今回の訪問を通じて、韓国のローカルNGOであるAfrica Insightが目指す取り組みと、それに伴う現状の課題について深く理解することができました。同じ東アジア地域に位置する私たちとして、今後何らかの形で連携を図れればと感じています。

Africa Insightの活動は、地域社会に大きなインパクトを与えており、その影響力の大きさを実感しました。特に、地域に根ざしたアフリカ文化への理解を促進するためのイベント開催が注目を集めており、その活動がアドボカシー(政策提言)へと繋がっている点は非常に効果的な戦略だと感じました。このような文化的理解と政策提言の連携は、他地域でも参考になるモデルなのではと感じました。

また、オフィスでお会いしたスタッフの皆さんは非常に魅力的で、熱意と専門性を兼ね備えた方々でした。彼らの姿勢からは、グローバル社会への連帯意識が強く伝わってきました。

今回の訪問を通じて得た知見を活かし、私たち自身も地域社会や国際社会においてどのような役割を果たせるか改めて考える機会となりました。今後もこのような活動への理解を深めるとともに、可能であれば協力関係を築いていきたいと思います。


【参加者感想2】

韓国への訪問は数回目ですが、新型コロナウイルスの感染拡大以降ははじめての滞在となりました。

ここ数年での物価の高騰にはとても驚きました。

また、大統領官邸近くの漢江鎮駅では、時間帯の関係で両陣営の抗議活動を見ることはできませんでしたが、警戒に当たっている公安関係者を多く見かけました。また、韓国市民の友人たちとの意見交換で政治や社会への関心や意識の高さを感じました。

フェアトレードや人権教育など、様々な学びがありましたので、Wake Up Japanでの活動にも生かしていきたいと考えています。






 

Wake Up Japanでは、社会変革の事例を学び、日本での活動をよりよくするために現地調査訪問事業を行っています。この度、2023年10月15日から22日まで高島菜芭がマレーシアで開催されたBasic Leadership Development Course(BLDC)<基礎的リーダーシップ開発コース〉に参加し、フェミニズムと社会教育に関して研修を受けてきましたので、以下報告をします。


【概要】

2023年10月15日〜22日に、ASPBAE(Asia South Pacific Association for Basic and Adult Learning)が開催するBLDCが開催され、今年度のテーマはFeminist Leadershipでした。


16カ国から30人超の、女性やマイノリティ支援をしている政府関係者/NGOの代表などが参加し、様々なフェミニストと交流をしました。


期間中は専門家による研修に加えて、マレーシアで活動をしている団体への訪問、相互文化交流、さらにはフェミニズムや社会教育の実践者である各国からの参加者との交流が行われました。


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【参加のきっかけ】

私は2017年からヘルシーリレーションシップをテーマに活動をしています。パートナー間のDV(ドメスティック・バイオレンス)や性暴力の予防のために、対等な関係性構築のためのワークショップを実施したり、政策提言や啓発活動をしています。

大学在学中のイギリス留学をきっかけにフェミニズムに初めて触れ、活動を始めるきっかけとなったため、西洋的なフェミニズムが活動のベースとなっていますが、アジアのフェミニストの活動を参考にしたい、連帯したいと思ったのが参加のきっかけでした。



【印象に残ったコンテンツ】

プログラムの中で印象が強かったコンテンツを紹介します。

人生を川に例えてイラストを書き、powerful/powerlessだと感じた時についてグループでエピソードを一人ひとり語るアクティビティを行いました。心理的安全性のある中で、具体的なエピソードを通して参加者の価値観がわかる内容でした。アクティビティを実施してみて、日本と比較すると経済水準の低い国の出身者が多いとは言え、政府やNGOで既に活躍しているリーダー達が、人身売買や貧困、虐待など壮絶な経験をしていることが衝撃でした。トラウマを抱えながらも、女性やマイノリティへの支援を通して自分自身もエンパワーされているという話に心を打たれました。


現地のNGO訪問も印象的でした。Sisters in Islamという、マレーシア国内のイスラム系女性を支援する団体を訪問しました。マレーシア国内でFGM(女性器切除)や児童婚がかなり一般的な問題ということにまず驚きましたが、そういった複雑な問題について、同様の問題を抱える隣国のインドネシアのNGOと協力したり、イスラム法の解釈に問題があると考え、リベラルな解釈をしているイスラム法学者と協同しているという姿勢に感銘を受けました。


またインドの女性支援NGOのケーススタディも行いました。女性への家庭内暴力が社会的な問題となっているインド社会において、経済的な事情により離婚ができない女性たちがいました。そこで女性たちがタクシー運転手となるための数ヶ月のプログラムが提供されました。研修では、自動車の運転などの実務的な内容だけでなくて、フェミニズムや人権についても含まれていました。女性は経済的自由を得るだけでなく、女性が公共の場に出ること自体が公共の場をより安全な場所づくりを推進することになり、また、女性ドライバーがDVの被害者女性を避難させるにあたって移動の手段にもなるという、とても秀逸な仕組みづくりだと感じました。


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【今後について】

プログラムや参加者との交流を通して、インターセクショナリティ(交差性)の重要性を感じたため、帰国後、LGBTQコミュニティ向けのヘルシーリレーションワークショップを実施しました。今後もヘルシーリレーションシップについて、経済格差、障がいの有無など様々な視点をかけ合わせた活動を進めていきたいと考えています。


高島菜芭

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Wake Up Japanでは、2023年度にいくつかの現地調査訪問事業として活動を行いました。

そのうち、マレーシアでのフェミニズムに関する社会教育研修、アメリカにおける社会変革と若者に関するカンファレンス、ケニアで開催された平和構築に関する若者会議への参加とその参加に合わせて体験したことの共有会を開催します。

話題提供の合間には交流の時間も用意しています。

ぜひふるってご参加ください。


【詳細】

フィールドトリップ経験交流会

日時  2024年3月19日(火)19:00-22:30(開場18:45)

場所  ドットブリッジ八重洲

    (〒103-0027 東京都 中央区 日本橋 3-2-17 八重洲ビル 5階)

アクセス 東京駅下車徒歩6分

費用  スライディングスケール制(1,500円-10,000円の間でお支払いください。)

※Wake Up Japanでは、経済的な背景にかかわらずより多くの方に参加をいただきたいと考え、このイベントでは、スライディングスケール制を導入しています。ご自身の経済的な余裕にあわせて、上記の金額の幅でお支払いください。

定員  12名

対象  社会問題や啓発に関心のある方


【プログラム】*予定は変更になる可能性があります。

19:00-19:30 交流時間

19:30-20:00 報告1「ケニア平和構築会議報告」

20:00-20:30 交流時間

20:30-21:00 報告2「アメリカ社会変革と若者に関するカンファレンス報告」

21:00-21:30 交流時間

21:30-22:00 報告3「マレーシア フェミニズム研修報告」

22:00-22:30 交流時間


【持ち物】

飲み物(オーガニックもしくはフェアトレードのお茶など)とスナック、フェアトレードチョコを用意しています。

夕食時ですので、必要に応じて食べ物や飲み物をご持参ください。

なお、ごみ箱はございませんので、お持ち帰りいただけますようお願いします。

※カラトリー及びグラス・コップ類は会場にはございませんので、ご持参いただきますようお願いします。


【発表者紹介】

鈴木洋一 / NPO法人Wake Up Japan

2011年に国際NGOの研修で初めて渡米して以来、米国の若者や学生による社会運動に関心を持ち、フォローしている。2015年から2020年までは毎年、IMPACT National Conferenceに参加、米国における社会変革とユースについての探求を広げ、そこでの学びを日本での啓発活動に生かしている。


高島菜芭 / NPO法人Wake Up Japan

1996年、京都府出身。デートDV防止全国ネットワーク理事。京都大学在学中に京都市と共同で性的同意ハンドブックを制作したのをきっかけに、対等な関係性構築のためのワークショップ実施や、パートナー間で性の価値観をすり合わせるアプリ開発など様々な啓発活動を実施している。


長川美里 / NPO法人Wake Up Japan

1990年東京生まれ。米国への留学をきっかけに、学生時代より東アジアの和解を中心に平和活動に従事。大学院で韓国・中国への留学を経て、平和構築と和解、共生をテーマに国内外での活動を展開している。。


【お申し込み方法】

以下のURLにアクセスをして、フォームに必要事項を記入の上、お申し込みください。

3月12日以降のキャンセルはキャンセル料(1,000円)が発生します。ご注意ください。

※本イベントの参加には、「反差別規定」への同意が必要です。詳しくはフォームをご確認ください。



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Wake Up Japan

Wake Up Japanは社会教育団体です。
わたしたちは、日本において一人ひとりが行動をする前提としての

「自分が持つパワー」に対する認識が低いことに着目し、

啓発教育を中心とした活動展開を行っている団体です。

Email: jpn.wakeup@gmail.com

Address: 神奈川県三浦郡葉山町堀内318

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