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​Wake Up Japan の最新情報

2020年より始まった、市民間から対話を通じて平和を作る、東アジア平和大使プロジェクト。

今年は遂に、戦後80年。


東アジア平和大使プロジェクトは今年で6年目を迎えました。


私達はなぜ、「近くて、遠い」のか。その問いを軸に活動をこれまで展開し、

総計で439名の参画者数、51の場づくりを行うことが出来ました。


今年もこれまでと変わらずに東アジアの和解と共生をテーマにしながら、

世代、所属、思想を超え、明日の平和な東アジア地域を望む人々が集える場となるよう、

国内外での活動を実施していく年とします。


2025年度の第五回となる本会は、日中回で現在日本から南京で留学生活を送っている山田さんを招き、南京から留学体験と山田さん視点の日中や東アジアについてお話頂き、約12名の方にご参加いただきました。

当日告知のHPはこちらです。

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🔸当日概要


■テーマ🎵 

私からみた中国 ー南京での留学生活を通じてー


「中国に親しみを感じますか?」

この問いに、あなたはどう答えますか。


もしくは、

「あなたは今、中国と聞いて何を想像しましたか?」

という問いをまずは聞くべきなのかもしれません。


内閣府が実施する2024年の世論調査では、

韓国に対して親しみを感じる日本人は半数を超えましたが、

対中国に関しては約15%という低い数字が出ています。


それでも、一歩街に出ると、すれ違う人の中で聞こえる中国語や、本場の中華料理屋さんなど、

中国は、私達にとってとても近い存在です。

日本に住む在日外国人の数では、中国国籍が一番多いのが日本社会です。


一体何が、私たちをそんなに近く、遠い関係性にしているのでしょうか。


回は南京という、日中関係にとって特別な土地から、

留学中の山田さんにご登壇いただきます。

南京、そして1937年、12月13日。

この日は南京市民にとって、南京大虐殺犠牲者国家追悼日という、

南京で起こった南京大虐殺について記憶をする日です。

南京市には侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館も存在します。


戦後80年のこの年に、

一緒に過去に思いを馳せながら、決して過去を繰り返さないよう、

未来について考える時間とします。


どんな立場の方も、そこに対話の意思がある限り、ご参加を歓迎します。


■日時🎵 

10月22日(水)

午後20:00-21:30 (JST)


■開催形態 🎵 

オンライン

  • イントロ

  • ゲストトーク(山田さん)

  • 対話・質疑応答

  • 終わりに


■開催言語🎵

日本語


■企画🎵

  • 主催:NPO法人Wake Up Japan


■リソースパーソン🎵(敬称略)


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山田小夜子


南京大学に一年交換留学中。国際関係専攻。中学生のときにシンガポールを訪れたのがきっかけで、国際情勢や歴史に興味を持つ。JCK Youth ForumやYTL Regional Workshopなどに参加。中国では「戦後の東アジアの歴史問題概論」や「米中関係と台湾問題」などの授業を取っている。










🔸中国に関する認識

日中トークに入る前に、毎年参加者に問いかけている中国に関する認識を問いかけました。

回答は任意・匿名で、zoomの投票機能を使用して行い、結果は以下となりました。


韓国に対する認識

1. 中国政府に親しみを感じるか?(単一選択)

8/8(100%)が回答


  1. 親しみを感じる:1

  2. どちらかというと親しみを感じる:2

  3. 親しみを感じない:3

  4. どちらかというと親しみを感じない:2


2. 中国人に親しみを感じるか?(単一選択)

8/8(100%)が回答


  1. 親しみを感じる:5

  2. どちらかというと親しみを感じる:3

  3. 親しみを感じない:0

  4. どちらかというと親しみを感じない:0


🔸山田さんのゲストトーク

山田さんからは5つの項目に沿ってお話を頂きました。

それぞれの概要をまとめます。


現在の日中関係

  • 日本・中国ともに相手国への印象は「良くない」が多数派で、相互不信が強い。

  • 主な対立要因:日本は「領土問題」、中国は「処理水問題」が大きな懸念。

大学での授業(南京大学)

  • 歴史認識問題や米中関係、ジェンダーなど幅広い授業を中国語・英語で履修。

  • 慰安婦問題など敏感なテーマも扱い、韓国大学と共通の課題教材を使用したりした。

南京大虐殺記念館

  • 現地の視点で歴史認識を学ぶことで、教科書やメディアとの違いを体感。

  • 歴史問題を理解する上で、現場を訪れることの重要性を強く感じた。

今後の日中関係

  • 米中関係が日中関係に大きく影響するため、日本は仲介的役割を果たす可能性がある。

  • 少子高齢化や環境など共通課題で協力すれば、相互利益と信頼構築につながる。

二か月の留学を経て

  • 実際に生活することで、メディアでは見えない中国社会の多面性を理解できた。

  • 国民レベルの交流が日中関係改善の鍵であり、日本人留学生が増えることを願う。



🔸質疑応答・対話

その後、参加者と山田さんで自由な質疑応答と対話の時間が設けられました。

その一部を概要として記載します。


「日本人と伝わった時に、嫌な思いをしたことはありますか?」

  • 歴史問題の授業で外国人(特に日本人)は不安があったが、教授が丁寧に配慮してくれた。

  • 尖閣など意見が異なるテーマにも事前に心の準備ができるよう個別に話をしてくれた。

「中国の大学に対して批判的なことはありますか?」

  • 台湾問題など敏感なテーマは聞きづらいが、個別のオフィスアワーでは丁寧に答えてくれる

  • 公の場では教授も言葉をかなり慎重に選んでいる印象。

「今後、中国・日中関係・東アジアを自分の人生にどう取り入れたい?」

  • 中国語力を伸ばし、日本にいる中国人とも円滑に交流したい。

  • 国民交流による日中理解の促進に関わる仕事を志向。

「慰安婦の資料はどこから?なぜその資料を使うのか?」

  • 資料は米ハーバードのRamseyer教授による論文。

  • “正しいから出す”のではなく、多角的視点から事象を理解し、批判的思考を育てる意図だと感じた。

「上野千鶴子さんの本は中国で売られている?大学でジェンダー講義は?」

  • 本屋で見たことはなく、南京大学内にも専用のジェンダー講座はあまりない印象。

  • 自身の周囲ではあまり存在を感じない。

「中国語学習のおすすめコンテンツは?」

  • 日本人は漢字が読めるので、リスニングとスピーキングを重視すべき。

  • 中国ドラマやアプリで中国の友達を作るのが効果的。

「中国の人はお酒が強いですか?」

  • 自分は飲まないので実体験は少ないが、イメージでは日本人より強い人が多い印象。

  • 中国では運動でリラックスする文化が強いと感じる。

「中国の大学では授業や研究が共産党の影響を受けますか?」(台湾からの参加者)

  • 完全に影響ゼロとはいえないが、思ったより自由。

  • 過去には教授が発言で処分された例もあり、教授は言葉選びに細心の注意を払っている。

「南京大虐殺記念館で日本人であることが不安に感じたことは?」

  • 入館時、外国人はパスポート提示が必要で「日本人だけど大丈夫?」と係員が確認し、やや緊張した。

  • しかし現地で学ぶ姿勢は評価されると感じ、館内では特に嫌な思いはなかった。


山田さんからはご自身の留学生活と未来の日中関係への願いを込めた大変貴重なお話を頂きました。

ありがとうございました。


今後も東アジア平和大使プロジェクトへの多くの方の参画をお待ちしています。


情報🎵

東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。

※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます。

※今後のプロジェクト概要について案内をご希望する方は、イベント申し込みフォームよりお申し込みください。

東アジア平和大使関連ブログ

・東アジア平和大使プログラムをスタートさせました(2020年度)

・東アジア平和大使プロジェクト2022年初回

・東アジア平和大使プロジェクト2024年度総括


 

2020年より始まった、市民間から対話を通じて平和を作る、東アジア平和大使プロジェクト。

今年は遂に、戦後80年。

東アジア平和大使プロジェクトは今年で6年目を迎えました。


私達はなぜ、「近くて、遠い」のか。その問いを軸に活動をこれまで展開し、

総計で439名の参画者数、51の場づくりを行うことが出来ました。


今年もこれまでと変わらずに東アジアの和解と共生をテーマにしながら、

世代、所属、思想を超え、明日の平和な東アジア地域を望む人々が集える場となるよう、

国内外での活動を実施していく年とします。


8月の最後のの日曜日にお届けするスピンオフ企画は、80年目の8月15日を振り返る回です。

リソースパーソンとしてWake Up Japan メンバーで、沖縄在住の学芸員、河野さんをお迎えします。


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■テーマ🎵

80年目の8月15日を振り返る ー報道と言葉からー


今年の8月15日は、皆さんにとってどんな一日でしたか。

戦争や平和について考えた人もそうでない人も、

テレビやスマートフォン、街中や周りの会話から、

どんなことが目や耳に入った一日だったでしょうか。


耳や目に入ってくる情報として一つ、

私たちの社会にはメディアというものが存在ます。

その日、日本の中でどのような報道が各メディアでされたのか。

一緒に振り返ることからはじめましょう。


どのような立場の方も、そこに対話の意思がある限り、ご参加を歓迎します。


■日時🎵

8月31日(日)

20:00-21:30JST


■開催形態 🎵 

オンライン

  • イントロ

  • ゲストトーク

  • 対話(質疑応答含む)

  • おわりに


■開催言語🎵

日本語


■企画🎵

  • 主催:NPO法人Wake Up Japan


■費用🎵

なし/ギフトエコノミー制


Wake Up Japanでは、おカネのあるなしによって、社会や個々人の人生を豊かにする手法へのアクセスが制限されてしまうことはおかしなことだと考えています。そのために、イベント開催に際して、必要経費以上の参加費は集めていません。一方で、イベント開催にはオンライン通話のための契約やメンバーの移動費など費用も少なからずかかっています。経済的に可能な方はカンパをお願いいたします。また、経済的に余裕がない場合でも、メッセージでの感想の共有は主催者を元気づけますし、将来の「出世払い」の約束なども歓迎です。

詳細はリンク先をご参照ください。


 ■定員🎵

無制限


■参加申し込み🎵

以下のURLにアクセスをし、お申し込みください。


■リソースパーソン🎵(敬称略)

河野慧(かわの・あきら)


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埼玉県出身。1996年、広島出身の父と福島出身の母のもとに生まれる。


父の影響で平和記念資料館などを訪ね、戦争史に自然と関心を持つ。中学3年時に東日本大震災と福島第一原発事故を経験し、被災した祖父母を通じ政治や防災への問題意識を抱く。高校時代は東松島市で震災ボランティアに参加し、防災への関心を強めた。選挙権年齢引き下げを機に社会理解を深めたいと政治を学び始め、特に沖縄の基地問題に関心を持ち琉球大学へ進学。


琉球大学では地球科学を専攻し、沖縄の自然環境や防災・放射線科学を学ぶとともに、沖縄戦や米軍基地問題に関連する講義を積極的に受講。学生時代は平和学習企業「がちゆん」で活動し、その後は個人で平和ガイドを行い、100件以上を実施した。博物館学講義も履修し学芸員資格を取得。4年次からは海洋物理学研究室で地球温暖化と極域の海氷について研究した。


卒業後は沖縄戦の歴史を広く伝えるため早稲田大学大学院ジャーナリズムコースに進学。平和ガイドを続けながら科学ジャーナリズムを学び、防災や環境学の知見も深めた。修士論文では沖縄の若者の「ポジショナリティ(政治的位置性)」に着目し考察した。

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修了後は那覇市の対馬丸記念館で学芸員として業務委託を受け、戦時遭難船舶調査や令和5年度学童疎開体験事業を担当。戦時遭難船舶調査では既存のデータの食い違いを明らかにし、学童疎開体験事業では企画から広報、報告まで一貫して担い、テレビでも特集された。


現在は資料収集・調査研究・教育普及という学芸員の役割を地域で実践し、沖縄戦研究と平和教育教材化を推進している。アジア太平洋戦争の全体像をインフォグラフィック化した資料作成や、慰霊碑文面を手がかりに歴史を考えるワークショップを開発するなど、記憶の継承と教育の新しい形を模索している。



情報🎵

東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。

※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます

※今後のプロジェクト概要について案内をご希望する方は、メールアドレスまでお名前とご所属を明記し、送信してください 東アジア平和大使プロジェクト

東アジア平和大使関連ブログ

・東アジア平和大使プログラムをスタートさせました(2020年度)

・東アジア平和大使プロジェクト2022年初回

・東アジア平和大使プロジェクト2024年度総括

 

2020年より始まった、市民間から対話を通じて平和を作る、東アジア平和大使プロジェクト。

今年は遂に、戦後80年。

東アジア平和大使プロジェクトは今年で6年目を迎えました。


私達はなぜ、「近くて、遠い」のか。その問いを軸に活動をこれまで展開し、

総計で439名の参画者数、51の場づくりを行うことが出来ました。


今年もこれまでと変わらずに東アジアの和解と共生をテーマにしながら、

世代、所属、思想を超え、明日の平和な東アジア地域を望む人々が集える場となるよう、

国内外での活動を実施していく年とします。


2025年度の第4回となる本会は、高麗博物館とのセッション企画になります。


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■テーマ🎵

平和のために向き合うこと-朝鮮半島と日本のこれまでから考える-


「植民地主義」と聞くと、どこか遠い話のように感じるかもしれません。しかし、人権やジェンダー、格差など、2025年を生きるわたしたちの社会にある違和感や生きづらさはその過去と無関係ではありません。けれど、「加害の歴史」の話になるとどこか語りにくさを感じたり、無意識に距離を取ってしまうことがあるかもしれません。それはどうしてでしょうか?

本企画展では、人生の物語や人の移動、ことばと教育、Kカルチャーなどさまざまな入口から、2025年を生きる「わたし」と植民地主義の歴史とのつながりを見つめていきます。

(高麗博物館HPより引用)

高麗博物館企画展ページ:https://kouraihakubutsukan.org/event/2025syokuminchi/


今回は高麗博物館で行われる「植民地主義 2025ミュージアムで考える 「わたしたち」の応答可能性」

(2025年10月8日~2026年3月29日開催)という企画展についてのお話を伺います。

そもそも植民地主義とは?いま、わたしたちの歴史を振り返るべき理由、企画展にかける高麗博物館の方々の思いなどを共有していただきます。


■日時🎵

9月11日(木)

20:00-21:30JST


■開催形態 🎵 

オンライン

  • イントロ

  • 高麗博物館企画展紹介

  • 対話(質疑応答含む)

  • おわりに


■開催言語🎵

日本語


■企画🎵

  • 主催:NPO法人Wake Up Japan

  • 協力:高麗博物館


■費用🎵

なし/ギフトエコノミー制


Wake Up Japanでは、おカネのあるなしによって、社会や個々人の人生を豊かにする手法へのアクセスが制限されてしまうことはおかしなことだと考えています。そのために、イベント開催に際して、必要経費以上の参加費は集めていません。一方で、イベント開催にはオンライン通話のための契約やメンバーの移動費など費用も少なからずかかっています。経済的に可能な方はカンパをお願いいたします。また、経済的に余裕がない場合でも、メッセージでの感想の共有は主催者を元気づけますし、将来の「出世払い」の約束なども歓迎です。

詳細はリンク先をご参照ください。


 ■定員🎵

無制限


■参加申し込み🎵

以下のURLにアクセスをし、お申し込みください。


■リソースパーソン🎵(敬称略)

  • 岩元 修一(スピーカー)

    高麗博物館理事。元生活協同組合職員。

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  • 後藤瑞穂

    女子美術大学大学院2年。洋画専攻で、普段は油絵を主にした平面作品を制作。

    高麗博物館の「植民地主義2025」展の企画メンバー。

    現代社会とカルチャーというグループと、展示全体のデザインなどを担当。


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  • 谷 正人(スピーカー)

    高麗博物館理事。関東大震災研究会と民族教育研究会に所属。

    「ことば」という観点から植民地主義について考え中。

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  • 円谷 恵(スピーカー)

    高麗博物館専務理事。元大学職員。

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  • 宮田青葉(モデレーター)

    筑波大学4年。NPO法人Wake Up Japanにて事務局員及び東アジア平和大使プロジェクト運営メンバー。全国空襲被害者連絡協議会でも活動。「草の根から創る平和」の立ち上げなど、市民社会からの平和構築活動を行う。

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情報🎵

東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。

※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます

※今後のプロジェクト概要について案内をご希望する方は、メールアドレスまでお名前とご所属を明記し、送信してください 東アジア平和大使プロジェクト

東アジア平和大使関連ブログ

・東アジア平和大使プログラムをスタートさせました(2020年度)

・東アジア平和大使プロジェクト2022年初回

・東アジア平和大使プロジェクト2024年度総括

 

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