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​Wake Up Japan の最新情報

2020年より始まった、市民間から対話を通じて平和を作る、東アジア平和大使プロジェクト。

今年は遂に、戦後80年。


東アジア平和大使プロジェクトは今年で6年目を迎えました。


私達はなぜ、「近くて、遠い」のか。その問いを軸に活動をこれまで展開し、

総計で439名の参画者数、51の場づくりを行うことが出来ました。


今年もこれまでと変わらずに東アジアの和解と共生をテーマにしながら、

世代、所属、思想を超え、明日の平和な東アジア地域を望む人々が集える場となるよう、

国内外での活動を実施していく年とします。


2025年度の第三回となる本会は、毎年恒例となった、九段下(靖国・千鳥ヶ淵)を歩く取り組み。

日本の戦後を語るうえで象徴的となっている2つの場所を共に歩き、考える本取り組みは、今年国籍多様な22名にご参加いただきました。

当日の様子は朝日新聞にも記事として掲載されています。


終戦の日の千鳥ケ淵や靖国、若者らが歩く 様々な思い持つ人に触れて


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イベント開催概要はこちらからご覧ください。


🔸当日の概要

当日は午前に参加者同士が軽く自己紹介をしたうえで、各所を歩き、その後対話を行う構成で実施しました。

普段は日本に在住していないインド、韓国、ギリシャ/ドイツからの参加者や、

日本に現在住んでいる韓国、中国、ベトナムの参加者も参加し、国籍や背景が様々な場となりました。


そのため、参加者の共通言語として日本語と英語の双方で実施をする形式となりました。


  • 集合(貸会議室) / Assembly at either around Kudanshita station or some rent room

  • 千鳥ヶ淵戦没者墓苑 / Chidorigafuchi National Cemetary

  • 靖国神社 / Yasukuni Sharine

  • 遊就館 / Yushukan (Museum)*Optional

  • ランチ&対話 / Lunch and dialogue


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🔸九段下を共に歩く

参加者は千鳥ヶ淵~靖国神社~遊就館を共に歩きました。


本取り組みの目的が、

  1. 日本社会の中に残る戦争の記憶に、2つの象徴的な施設、靖国神社と千鳥ヶ淵への訪問を通し、触れる。

  2. 双方の場所が戦後果たしてきた役割や、まつられている対象に対して異なる立場を展開する人々の考え方を理解し、日本という国における戦後の記憶とその論争について、自らの立場や役割を考えるきっかけにする。

の2つであることを念頭に、参加者は自己紹介と合わせて双方の施設の基本情報について運営側より室内で説明を受けています。

その際に、事前に団体としていかなる宗教や政治的行動も運営側からは推奨せず、他の参加者への推奨も控えてほしいということも合わせてお伝えしているため、祈りをささげる人は祈りを捧げ、歩くのみの参加者は歩くのみ、という形でお互いの心情や信仰心を尊重する形で共に歩きました。



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🔸対話

午後の時間は参加者同士で対話を実施。

特に以下の3つについてまずは2名で共有をし、全体共有での対話となりました。


  • あなたにとって、8月15日とはどんな日ですか。

  • 本日歩いて何を感じ、考えましたか。

  • 何か1つ特に印象や記憶に残ったことを教えてください。(何か撮った写真等あればお見せ下さい)


参加者の声をいくつか掲載します。

  • 日本の戦後歴史観

  • 靖国神社の歴史的な立ち位置

  • 遊就館という場所が宗教法人であるからこそ変わることが難しいこと

  • 10年前は韓国で愛国的だった自分自身の経験から、10年後自分が九段下という場所で平和について考えることを想像していなかった気持ちの共有


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会場ではその後、回終了後も会場が閉まる14時まで意見交換をする参加者が多く見受けられました。

さらに近辺にあるしょうけい館へ足を運ぶ参加者や、カフェでおしゃべりをする参加者と、

それぞれが思い思いの午後を過ごした様子でした。


Wake Up Japanでは今後も、異なる意見を持つ者同士が、

平和的に「みえないものを見る」場所を提供し続けたと思います。


ご参加いただいた皆様ありがとうございました。


情報🎵

東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。

※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます

※今後のプロジェクト概要について案内をご希望する方は、メールアドレスまでお名前とご所属を明記し、送信してください 東アジア平和大使プロジェクト

東アジア平和大使関連ブログ

・東アジア平和大使プログラムをスタートさせました(2020年度)

・東アジア平和大使プロジェクト2022年初回

・東アジア平和大使プロジェクト2024年度総括

2020年より始まった、市民間から対話を通じて平和を作る、東アジア平和大使プロジェクト。

今年は遂に、戦後80年。


東アジア平和大使プロジェクトは今年で6年目を迎えました。


私達はなぜ、「近くて、遠い」のか。その問いを軸に活動をこれまで展開し、

総計で439名の参画者数、51の場づくりを行うことが出来ました。


今年もこれまでと変わらずに東アジアの和解と共生をテーマにしながら、

世代、所属、思想を超え、明日の平和な東アジア地域を望む人々が集える場となるよう、

国内外での活動を実施していく年とします。


2025年度の第二回となる本会は、戦後80年市民談話の公開記念イベント。

昨年から集めてきた国内外での、平和を願う声。

その声を社会へ送り出す最初の一歩が、ここから始まります。


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イベント開催概要はこちらからご覧ください。


■リソースパーソン🎵(敬称略)

  • 東アジア平和大使プロジェクトメンバー一同

  • 有光健早稲田大学国際和解学研究所招聘研究員

  • 加藤美和(WUJメンバー)

  • さんちゃん(WUJメンバー、中国出身、東アジアの市民交流・平和運動に参加)

  • 戸田明秀(国連平和大学修了生/現国連ボランティア計画アジア太平洋地域事務所・パートナーシップ担当官)

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1993年、韓国ソウル生まれ。韓国人の父と日本人の母を持ち、約8年間の幼少期を中国で過ごす(小学校課程含む)。中学・高校は韓国で通い、大学からは日本へ移り、国際基督教大学(ICU)にて学士号(アジア研究専攻)を取得。その後、数年間の社会人経験や兵役を経て大学院へ進学し、国連平和大学(コスタリカ)、アテネオ・デ・マニラ大学(フィリピン)にて修士号(国際法と人権、社会開発専攻)を取得。カンボジアで約一年間日系の流通・小売企業で勤務後、現在は外務省主催のJPO制度を通じて国連機関である国連ボランティア計画(United Nations Volunteers)・アジア太平洋地域事務所にてパートナーシップ担当官として勤務している(タイ・バンコク在住)。




🔸誰にとっての戦後かー美和さんによる問題提起


美和さん:

在留資格のない人への支援を行う美和さんは、旧植民地出身者の「外国人化」と,現在の入管問題との連続性を指摘した。


仮放免の人に対する入管の横暴や、外国人差別の問題は、まだ終わっていない。旧植民地出身者は、日本国籍を剥奪され、あらゆる権利が奪われた状況の中、日本社会で生きてこなければならなかった。そのような状況が、現在も入管の中でも続いている。むしろ在日外国人への不当な扱いは、ひどくなっているのではないだろうか。そのような中で、今「戦後」であると言えるのだろうか。



🔸歴史に向き合うということはそこにある痛み、衝突と向き合うということ


さんちゃん:

80周年というタイミングで、中国でも、日本でも、悲しい事件が起きている。先日中国広州では、日本人女性殺害事件が起こった。この80年の間、私たちは何をしてきたのかという疑問を抱かざるを得ない。

歴史認識が統一されていない中でそれぞれの認識を「正解」としていいのか。    

すべての歴史には傷がある。衝突や痛みを避けずして、歴史と向き合うことはできないだろう。


🔸「異なることを愛する」ことの難しさを実感した


戸田さん:

ここ最近タイとカンボジアでの衝突が激化している。最近、異なることを愛する、ということの難しさをひしひしと感じている。ましてや、自国を愛すること、知人や家族を愛することも憎しみに変わりうるのだとしたら、なおさらだ。

「平和」を守ることは、すごく難しい。そもそも、平和の価値とは自明なものではなく、それ自体がものすごく衰弱なのかもしれない。


🔸社会で語られない旧植民地出身者の国籍問題


有光さん:

私自身は戦争の様々な被害者の支援を行っており、自分の周りの人たちには、ここから先どうすればよいのというとことを議論したがっている。また、歴史認識の歪みは、問題である。1951年のサンフランシスコ講和条約によって、日本にいた在日中国韓国台湾人は第三国人となり、二重国籍も認められなかった。第三国人になった瞬間、「第三国人は帰れ」と言われた。在日の方々の引揚げ船の話題についてあまり日本社会では語られない。そのため、物足りない部分があった。


<参加者の方からもコメントを頂きました>


・「みえないものはなんだろう」という問いかけが良い。自分で不完全性を自覚するということだから。

物語は複雑なものを分かりやすくしてくれる。そのわかりやすさから零れ落ちるものがある。何かの刷り込みがあり、見えなくなってしまったものがあるということでもある。


初めの問いを投げかけてみるしかないのかなと思った。ボランティアをしている博物館でも来館者にこの問いを投げかけてみたい。


◇イベントを終えて

リソースパーソン四人の方々の気骨のあるフィードバックを頂き、実りのある時間となりましたこと

皆様に感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。



情報🎵

東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。

※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます

※今後のプロジェクト概要について案内をご希望する方は、メールアドレスまでお名前とご所属を明記し、送信してください 東アジア平和大使プロジェクト

東アジア平和大使関連ブログ

・東アジア平和大使プログラムをスタートさせました(2020年度)

・東アジア平和大使プロジェクト2022年初回

・東アジア平和大使プロジェクト2024年度総括


更新日:7 時間前


東アジアプロジェクトの戦後80年市民談話の取り組みに関連し、複数メディアに掲載を頂きました。

記事は内容によっては副代表理事長川についても掲載されています。


東京新聞(8/13)

あしたの轍

戦後80年談話に被害と加害を 

「市民の宣言」を起草した35歳女性が「見えていないものは何」に込めた軌跡


赤旗新聞(8/14)

一人ひとりが平和の大使 東アジア・世界の平和へメッセージ/若者BOX 

NPOが「戦後80年市民談話」作成


毎日新聞(8/15)

戦後80年

忘却は許されぬ 戦後80年 首相談話 見送り、どう考える


朝日新聞(8/15)

終戦の日の千鳥ケ淵や靖国、若者らが歩く 

様々な思い持つ人に触れて


朝日新聞(8/15)

市民たちで作った戦後80年談話 

「見えていないもの」を問う理由


東アジア平和大使プロジェクトは2020年より始まり、市民談話は多くのWUJメンバー及びコアプロジェクトメンバー4名を中心都市、共に継続的に活動を展開してきました。

一部掲載の焦点は談話と長川一人となりましたが、その活動が多くのメンバーや関係者に支えられて継続してきた背景から、プロジェクト全体の報告として本HPにも掲載させて頂きます。


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今後もWUJ及びプロジェクトへの活動への応援をよろしくお願いいたします。



■東アジア平和大使プロジェクトとは?🎵

2020年より始まった、WUJの年間プロジェクト。

東アジアの次世代が「近くて、遠い」と言わない社会をつくる、を理念に掲げています。

事業期間中は毎月イベント開催し、東アジアの和解と共生に関わる人々の対話と連携と場を創出します。


東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。

※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます 東アジア平和大使プロジェクト

東アジア平和大使関連ブログ

・東アジア平和大使プログラムをスタートさせました(2020年度)

・東アジア平和大使プロジェクト2022年初回




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