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戦争から80年の平和の声

-戦後80年市民談話-


はじめに

 

いまここに、ないものは、なんだろう。

私たちが、私が、あなたが、いま、見えていないものはなんだろう。

 

日本で1945年に終わった戦争から80年という月日が流れたこの年に、

私たちが投げかけたい、一番大切な問いからこの談話を始めよう。

 

国内外から寄せてくれた個人・団体の声。

いまここに、届けることで。

それぞれが見えていなかったものが、見えますように。

 

ここから先は、あなたが決める。

あなたが生きる社会だから。

 

談話

 

戦争から80年の平和の声、

たくさんの人や団体からあつめた、

戦後80年、市民談話。

 

戦後80年のこの年に、

私たちが投げかけたい問い。

伝えたいことがある。

 

いまここに、ないものは、なんだろう。

私たちが、私が、あなたが、いま、見えていないものはなんだろう。

 

2025年。

第二次世界大戦による戦闘行為が終わってから、

80年という月日が流れた。

 

日々起こる世界各地での出来事が、

それぞれの立場から、良いものと悪いもの、正義と不正義に、分けられていく。


積み重ねられた時間の上に書かれた歴史が教えてくれるのは、

私たちはこれまで、いつも何かを分けてきたのだということ。

1つの出来事に、2つ、3つ、それ以上の意見や解釈を置いてきた。

誰かにとって良さそうに見えるもの、

声が大きそうなもの、

一方には正しそうに見えるもの。

気づけば、そんな尺度で選び続けていた。

 

戦後80年のこの年に集まった、平和を願う声たちを、

私たちはこれまでのように、分けることはしない。

私たちは声を集めるという選択をしたけれど、

私たちからそれ以上の意見や解釈を置くことは、やめにしよう。

 

集まってきた声や表現それぞれが、その人や団体の正解であっていい。

集まってきた声や表現それぞれが、この社会の中で、生きていく権利があるはずだ。

それが、憎しみを煽り、誰かを攻撃しない限り。

 

だから私たちは、その声の一つ一つを社会に出すことで、

いまここに、ないものは、なんだろう。

私たちが、私が、あなたが、いま、見えていないものはなんだろう。

それを、問いかける。

それに気が付くことこそが、自分との、他者との、平和を築く対話へと繋がると信じて。

 

私たちの命は、有限だ。

だから私たちは、ないもの、見えないものに気づき、未来に伝えなければいけない。

過去に起こった単なる出来事は、

やがて何かの解釈を伴って、歴史、になる。

80年前の歴史を、私たちはそれぞれの立場から見て、伝えている。

 

今日という日は、いつか歴史になる。

同じような営みが、繰り返される。

私たちはいつか誰かの「祖先」になり、

歴史を伝える役割を、自然にそれぞれが担うのだ。

 

この談話で私たちが担うその役割は、ないもの、見えないものに対して、

問いかけるということだ。

未来の世代に願うこと。それは、自分でここから考えてほしい。

ここに集まった多くの平和の声を読むことで、

自分たちの今と未来が、どのようにしたら平和であり続けられるのか。

自分だけの考え方を超えて。ないもの、見えないものに目をむけて。

異なることも、愛せるように。異なることが、決して憎しみにならないように。

どんな立場にあなたがいても、どんな国にあなたが住んでいても、

過去へ生きてきた全ての人に、「生き抜いてくれてありがとう」と言えるように。

  

80年の月日が流れたいま、ここに。

いまここに、ないものは、なんだろう。

私たちが、私が、あなたが、いま、見えていないものはなんだろう。

社会に生きる誰もが素晴らしく、尊重され、愛されるはずだから。

私たちはただ、ここに集まってきた声を届ける。

一人一人が、ここから、考えられるはずだから。

いま、ここから。

次の瞬間へ。明日へ。来年へ。そのもっと先へ。

この声に耳を傾け、いまここに、ないもの、見えないものを探して、

一緒に先へ進もう。

 

自分にないもの、見えないもの。

それを対話という意志に変え、明日を作っていく力として、

次の80年の、平和を創れますように。

 

戦争から80年の平和の声、

たくさんの人や団体からあつめた、

戦後80年、市民談話。

2025年8月1日

80年談話に賛同してくれた声と共に




Wake Up Japan

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