【開催報告】9月27日(日)13:30-15:00「八月ジャーナリズム」と記憶を読み解く
2020年より始まった、一人一人から対話を通じて平和を作る、東アジア平和大使プロジェクト。
今年で、7年目を迎えました。
一人一人に、社会を変える力がある。
一人一人が、一見、小さいと思うことでも、日常の中から、東アジアの平和をつくる。
そして、東アジアの次世代が、近くて、遠い、と言わない社会を、みんなでつくる。
東アジアの和解と共生をテーマにした活動を、
世代、所属、思想を超え、明日の平和な東アジア地域を望む人々が集える場となるよう、
毎年こつこつと積み重ねていくのが本プロジェクトです。
2026年度の第4回目となる本会では、今年7月に出版された『ジャーナリズムと記憶の社会学――体験者なき時代の「八月ジャーナリズム」へ』(著佐藤信吾)を基に、著者の佐藤信吾さんをお招きし、
今の時代に「記憶」を受け継ぐこと、ジャーナリズムの中で過去を思い出すという行為の持つ特異性と記憶実践についてお話を伺いました。

■テーマ🎵
「八月ジャーナリズム」と記憶を読み解く
日本のメディアが毎年8月に戦争や平和に関する報道を集中して展開する「八月ジャーナリズム」。
本企画では、書籍『ジャーナリズムと記憶の社会学 戦場体験者なき時代の八月ジャーナリズムへ』
を手がかりに、この報道が果たしてきた役割や日本における戦争の記憶の継承について読み解きます。
戦場体験者が不在となりつつある今、戦争の記憶をいかに継承していくべきか、
メディアのあり方と記憶継承の論点を整理しながら、参加者の皆さまと共に考える場とします。
本をお読みいただいた方が理解が深まると思われますが、
お読みいただかなくてもご参加いただけます。
■日時🎵
9月27日(日)
午後13:30-15:00 (JST)
■開催形態 🎵
早稲田大学(詳細は参加申し込み後にお知らせします)
オープニング
登壇者自己紹介
本紹介
ビブリオバトル
佐藤さんからの解説
質疑応答
クロージング
■開催言語🎵
日本語
■企画🎵
主催:NPO法人Wake Up Japan
■費用🎵
なし/ギフトエコノミー制
Wake Up Japanでは、おカネのあるなしによって、社会や個々人の人生を豊かにする手法へのアクセスが制限されてしまうことはおかしなことだと考えています。そのために、イベント開催に際して、必要経費以上の参加費は集めていません。一方で、イベント開催にはオンライン通話のための契約やメンバーの移動費など費用も少なからずかかっています。経済的に可能な方はカンパをお願いいたします。また、経済的に余裕がない場合でも、メッセージでの感想の共有は主催者を元気づけますし、将来の「出世払い」の約束なども歓迎です。
詳細はリンク先をご参照ください。
■リソースパーソン(敬称略)🎵

佐藤信吾
早稲田大学社会科学総合学術院 准教授
『ジャーナリズムと記憶の社会学――体験者なき時代の「八月ジャーナリズム」へ』では、「終戦の日」が近づくとアジア・太平洋戦争の記憶に関する報道が増える現象(八月ジャーナリズム)の実相を明らかにするために、記者や編集者へのインタビュー、知覧特攻平和会館やマニラでのフィールドワークを行なった。
ほか主要論文は、「アーカイブ実践を通じた戦争の記憶の継承に関する一考察」(『メディア研究』107号、2025年)、「ジャーナリズム実践の集合的記憶」(津田正太郎ら編『ソーシャルメディア時代の「大衆社会」論』所収、ミネルヴァ書房、2024年)。
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概要
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『ジャーナリズムと記憶の社会学――体験者なき時代の「八月ジャーナリズム」へ』を基に
運営メンバーが本を読んだ所感をまとめ、佐藤さんにご質問しました。
第1部についての質問
グローバリゼーションの進行によってなぜ「他者の記憶」は拒否されるのか。 「他者の記憶」を保持しながら国民国家が「記憶の共同体」を構築することはできないのか。
語り手・聞き手双方が意図をもってその場に対面している状況で、いかにリアルな状況を継承していくのか。語りが再生産される中で、「語り」が単なるツール化しないのか。
第2部についての質問
「国民的な記憶喪失」からの脱却と明日のためにどうするか
八月ジャーナリズムは「日本」の特異な空間(p.120)ではなく、人類全体の特異
な空間であり、実践であり、そうあるべき
「8月ジャーナリズムのこれから」=戦争をしない世の中をつくる
メディアこそが、平和博物館をつくる旗振り役になれる
デジタル・アーカイブで生きる当事者と出会い続ける
⇒以上の所感に対してどう思うか。自分(学者)をどう八月ジャーナリズムの中に位置付けたのか。
佐藤さんからの解説とマニラ市街戦について
マニラ市街戦とは
・1945年2月から3月にかけてマニラ市街地で行われた戦闘
マニラ奪還を目指す米軍(マッカーサーのI shall return)による無差別爆撃、米軍と日本軍の戦闘、
そして日本軍による虐殺の結果、10万人のマニラ市民が犠牲になった。
・第二次世界大戦を見渡しても、極めて大きな市街戦
スターリングラード、ワルシャワ、ベルリンに次ぐ規模
政治と経済の中心地だったパシッグ川の南岸地域(サンティアゴ要塞、
イントラムロス地区、エルミタ地区など)が壊滅。
アジア・太平洋戦争の終結後も復興せず、南部のマカティが私企業(アヤラ)による開発の結果として
経済の中心になる。
■情報🎵
東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。
※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます
※今後のプロジェクト概要について案内をご希望する方は、メールアドレスまでお名前とご所属を明記し、送信してください 東アジア平和大使プロジェクト
・HP:https://www.wakeupjapan.org/eastasia
・Instagram:https://www.instagram.com/eastasia.peace.project/?hl=ja
東アジア平和大使関連ブログ
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