【参加報告】5月24日(土):「5・24集会」戦後80年戦争被害者はいま
- jpnwakeup
- 6月3日
- 読了時間: 4分
更新日:6月8日
Wake Up Japanでは、戦後80年へ向けて、東アジア平和大使プロジェクトを中心として様々な国内外の団体・個人との連携強化を実施しています。
日比谷図書文化館で開催された全国空襲被害者連絡協議会の集会に、
東アジア平和大使プロジェクトの宮田青葉が「若者の声を聴く」にて登壇いたしました。

本件は本プロジェクトで登壇のご協力を過去頂いた福島宏希さんよりご招待いただいたことで実現し、
宮田からは東アジア平和大使プロジェクトの活動、会の感想、若者として思うことを率直に共有しました。
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開催概要
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【第一部】映像でたどる民間被害者の戦後を学ぶ
合唱:「合唱団この灯」
開会のことば
黙祷
BS・TBS報道 1930「戦後80年終わらぬ戦争、民間被害者の補償ゼロ、命の格差を生む受忍論」上映
対談「なぜ民間人は放置されたのか」
対談者 河井節子(母と弟二人を奪われた空襲被害者)
黒岩哲彦(運営委員長)
【第二部】救済運動の現状と今後に向けて
主催者あいさつ 吉田由美子 共同代表
来賓あいさつ
超党派空襲議員連盟
(平沢勝栄会長、松島みどり会長代行、田中和徳会長、福島みずほ副会長、田村智子衆議院議員、 松原仁副会長、船山康江副会長、山添拓参議院議員、小池晃参議院議員)
日本原水爆被害者団体協議会
全国空襲被害者連絡協議会の活動報告
質疑応答
若者の声を聴く
司会 浅見洋子 事務局次長
発言者 有山幸佑 東京大学教養学部文科二類 学生
宮田青葉 筑波大学人文・文化学群人文学類 学生
東アジア平和大使プロジェクト所属
大会のアピール
閉会のことば
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全国空襲被害者連絡協議会の活動報告
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((以下当日配布のプログラムより引用))
戦後80年
「特定空襲等被害者に対する一時金支給等に関する法律」を今通常国会で成立させよう
ー胸突き八丁を乗り越えようー
全国空襲連運営委員長 黒岩哲彦
(私たちの切実なおもい)
戦後八十年。生存する被害者は本当に高齢化している。切実な思いで、受給対象を生存する障害者、金額も五十万円の一時金と絞った。これでいいのかという声があるけれども、空襲被害に対する国の立場を明らかにするためには、とにかく法律を通す事が必要であると考え、受給対象と金額については我慢しているのである。
(9合目まで到達した)
戦後80年ではじめて、空襲被害者について、与党も参加した超党派議連が作られ、与野党議員で条文案を合意した
(私たちは残された会期1か月でなにをするか。)
市民の理解が決め手。
政治情勢は、参議院選挙の投票まで2か月。場合によっては衆議院解散総選挙の可能性がある。
署名
こんにちは活動
メディアの意見
石破茂内閣総理大臣・自由民主党総裁に空襲被害者の実情と空襲被害者の気持ちを伝える。
こんにちは活動
署名提出。
首相官邸に対する意見
石破総理に面談を求める。「石破総理は空襲被害者の声を聴いて下さい。」
石破内閣総理大臣の踏み込んだ国会答弁
〔参議院予算委員会2025年3月6日・7日、舟山康江議員、小池晃議員、山添拓議員、への答弁 省略〕
石破内閣総理大臣と福岡資麿厚労大臣への与野党議員による質疑
((以上引用終了))
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若者の声を聴く 質疑
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「若者の声を聴く」発言者への質問、ご意見として以下がありました。
会を受けての感想
今後、日本社会で戦後補償の問題を伝えていくためにはどうしたら良いと思うか
私たち〔空襲被害者及びその関係者〕にとって戦争はまだ終わっていない。「戦後」や「終戦」にまだ至っていない。
空襲の被害者、原爆の被害者であるという視点を見ると日本は被害者であるが、アジアに対しては日本は加害者でもある。戦争ではどちらかが完全に被害者、加害者にはなり得ないことを覚えていてほしい。
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参考文献・資料
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当日に献本、ご紹介いただいた文献、資料は以下の通りです。
浅見洋子著、岡和田晃訳『日英詩集 独りぽっちの人生 東京大空襲により心をこわされた子たち』コールサック社、2025年1月23日
NHKスペシャル「忘れられた戦後補償」2020年8月15日(土)放送
【東アジア平和大使プロジェクトとは?】
東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。
※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます 東アジア平和大使プロジェクト
・戦後80年市民談話回答フォーム:https://forms.gle/Tnj8Fv3djYj8dmJ86
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