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Information

​Wake Up Japan の最新情報

2020年より始まった、市民間から対話を通じて平和を作る、東アジア平和大使プロジェクト。


当初計画を立てた3年を終え、2023年度のプロジェクトは4年目を迎えます。

3年間を経て、実施したプロジェクト内のイベントや取り組みは29個、約300名の方に様々な形で参画頂きました。


2023年からの3年間は、戦後80年を含む3年間。

東アジアの和解と共生をテーマに、世代や所属を超えた明日への願いの声を集め、市民社会から戦後80年談話を形成することを目標とします。


第二回となる本会は、history for peace設立者であり、初年度にもご登壇頂いた福島さんをお迎えし、日本の戦争の記憶について考え、意見交換を実施しました。


また、希望される方と一緒にスピンオフとし、8月15日午前、九段下付近にて靖国神社・千鳥ヶ淵戦没者墓苑を共に歩く企画も行いました。


※詳細の報告は企画責任の長川のブログにて、ご参照ください。


■テーマ🎵 

日本の戦争の記憶 -いま、私たちが話す忘れられた被害者たち-


8月という月に、皆さんはどんな感情を伴うでしょうか。

どんなことを想像し、どこへ足を運びますか。


東アジア平和大使プロジェクトでは、毎年、この月に「日本の戦争の記憶」をテーマにした企画を開催してきました。


日本全体で記憶した戦争は、様々な人を巻き込み、その痛みは現在でも存在します。

今年、戦後78年を迎える中で、history for peaceの福島さんを通して考えるのは日本の空襲被害者、旧植民地(朝鮮・台湾)出身の軍人・軍属の補償問題。


日本国内で戦争の記憶が薄れる中、日本という国における戦後の記憶とその論争について、自らの立場や役割を考えるきっかけにします。


■日時🎵 

8月16日(水)

午後20:00-21:30 (JST)


*スピンオフとして希望者は8月15日(火)午前に九段下付近にて靖国神社・千鳥ヶ淵戦没者墓苑を共に歩く企画も実施。


■開催形態 🎵 

オンライン開催

*敬称略

  • 東アジア平和大使プロジェクトについて

  • ゲストトーク(history for peace 福島)

  • 質疑応答

  • グループディスカッション

■開催言語🎵

日本語


■企画

  • 主催:NPO法人Wake Up Japan

■費用🎵

ギフトエコノミー制度


NPO法人Wake Up Japanでは、おカネのあるなしによって、社会や個々人の人生を豊かにする手法へのアクセスが制限されてしまうことはおかしなことだと考えています。そのために、イベント開催に際して、必要経費以上の参加費は集めていません。一方で、イベント開催にはオンライン通話のための契約など費用も少なからずかかっています。経済的に可能な方はカンパをお願いいたします。また、経済的に余裕がない場合でも、メッセージでの感想の共有は主催者を元気づけますし、将来の「出世払い」の約束なども歓迎です。詳しくはイベント後にお知らせしますので、カンパが可能な方はお知らせください。


■リソースパーソン(敬称略)🎵


福島宏希(ふくしまひろき)


1982年東京生まれ。

「弱い者いじめをなくしたい」。子どもの頃からそんなことを思い、社会的弱者に集中してダメージを与える環境問題に関心を持つ。大学院修了後、環境コンサルティング企業や環境NPO等に勤務。環境省や国連の会議に委員として参加する。究極の非人道的行為である戦争をこの世からなくしたいと思い、2016年より太平洋戦争の歴史を伝えたり、いまだに解決していない戦後補償問題に取り組み始める。ウェブサイト「太平洋戦争とは何だったのか」(http://historyjapan.org/)を運営。若者が戦争の歴史を知り、平和な世の中を構築するために行動するための団体history for peace代表。趣味は釣り、農作業。


history for peace HP: http://historyforpeace.org/


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開催&当日構成

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当日は運営を合わせ、12名の方々にご参加いただきました。

全体の構成は以下です。


  • About us

  • ゲストトーク(福島さん)

  • 質疑応答

  • 参加者の対話(ブレークアウトで実施)

  • 全体共有

  • まとめ

まず冒頭、いつも通りオンラインでの実施の際は行っているアクションリサーチを行いました。

設問と結果は以下です。


8月15日をどんな日にしたい?

有効回答数:8(回答は任意、複数回答可能)

  • 祈りの日(3)

  • 反省の日(1)

  • 歴史の教訓を胸に刻む日(4)

  • 普通の日(1)

  • その他(4)

その他を選択した参加者には、チャットで理由を書いてもらいました。その結果

を以下に記載します。


  • その他:学びの日

  • その他:対話の日

  • その他 現在位置を確認する日

  • 先ほどのアンケート、「その他」を選択しました。実際に降伏文書に調印した9月2日を終戦日として、8月14日~16日を「戦争を考える日」にするのが良いんじゃないかなと思います。14日は

  • ポツダム宣言を受け入れた日、15日は玉音放送が流された日、16日は停船命令が出た日ですね。


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トーク&対話

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今回は対話に多くの時間を、という要望をもらっていたため、

福島さんのトークは冒頭少し短めに、

その後質疑応答と、問いを設定した上で参加者のブレークアウトでの対話の時間を設けました。


まず、福島さんのお話から抜粋します。


<ゲストトーク>

  • 元々環境問題に取り組んでいた。6~7年前から現在の活動をはじめた。

  • 太平洋戦争は気づきと教訓の宝庫:なぜ戦争起きたの?なぜ日本は戦争に負けたの?日本はアジア諸国に何をしたのか?戦争は市民をどのような目にあわせるのか?

  • History for peace運営は4名体制:これをずっとやる、というのはなく、メンバーの興味関心ベースで実施している

  • 今日話したい事:戦争はまだおわっていない。戦後補償

⇒現在進行形のことはないと思っていた。教科書で記載されているような過去の事だと思っていた。現在も当時からの救済を河合節子さん(日本本土空襲)、イ・ハンネさん(外国人元BC級戦犯)もとめている方がいる。

  • 空襲被害者

⇒日本全土がまるやけに。50万人以上が犠牲になった本土空襲。

⇒「勝手に生きろ。勝手に死ね。」:国に捨てられた戦争孤児。行政は山の中にトラックで運ばれ捨てられた虎児もいた。社会全体で貧しかったため、自分たちでどうにかしなければいけなかった。

  • 安野さん

⇒欧州では官民同様に救済がされているのに、なぜ日本の空襲被害者は救済がないのか。そして戦争を二度としない。それを約束してください。私の生きてきた意味です。

  • 外国人元BC級戦犯

⇒イ・ハンネさん:当時は日本人。捕虜虐待の罪に問われ収容された。巣鴨プリズンから出た際は韓国人。日本政府は植民地出身軍人・軍属に対しては「国籍条項」を盾に補償を行ってこなかった。

⇒裁判を起こしたが敗訴。日韓議員連盟でこの問題を進めるよう支援団体が働きかけを行っているが、見通しはたっていない。

  • 過去の問題なのだろうか?

⇒通り過ぎた昔の話でしょ、って言えるものなのか。

⇒お金の問題ではなく、人権の問題。補償を求める時期は過ぎた。政府からの謝罪を被害者が求めている。官と民の差別構造(政治力のない集団は補償を受けられない)。日本人と日本人以外の都合のよい使い分け。「戦争なんだから我慢しろ」という責任と向き合わない。戦争被害受忍論

  • 今に引き継がれる民間人無視。有事法制:国と雇用関係にある人の被害は補償する。国と関係のない民間人は戦争被害にあっても保証しない。

  • これは若者の問題ではないか?:こういう国でいいの?次に戦争が起きても、あなたの手足がなくなったり、家が破壊されても国から補償は出ない。

<質疑応答>

  • 福島さんへの質疑応答では、以下の質問が出ました。回答と一緒に記載します。

  • 私は中国出身。日本の歴史認識に興味がある。戦争責任と向き合うことは難しく、解決できない。政府自身はそのまま放置したまま、当事者については亡くなってしまう。そういう姿勢があると思っている。日本で実際に解決に向けて動いていることはあるのでしょうか。

  • 回答:世論があまりにもひどいでしょ、ということを盛り上がって伝えられることが出来ると政治も変わっていく。空襲やBC級戦犯の話も解決の可能性はないとは思いますが、政治の難しさはありそう。

  • 沖縄出身です。活動されている中で、また絶対に戦争をおこしてはいけないと思うんですが、今本当にどうしたらいいのか、福島さんが考えている、平和であるためにどうしたらいいのか。

  • 回答:それに対する答えは今ない。ただ、軍備を増やすことは答えになるのかなということは正直疑問。日本の動きは逆行していると思う。起きてしまった場合に抵抗しないとしょうがないよねという話になっていると思っている。外交や、東アジア平和大使PJのような対話の積み重ねの部分を、ちゃんと協力に推し進めるということが大事だと思っている。気持ちレベルで大事だよね、ということだけではなく、国が予算を付けてやる。戦争を起こさないためにどういう世界がつくれるのかなと

  • 国=会社という捉え方をすると、現在の姿勢は妥当かもしれませんが、国は会社ではないのでは?と思いました。(チャットにて参加者が問いかけ)

<設定した問い>(ブレークアウトセッション)

質疑応答後、参加者をグループに分けて以下の問いで対話を実施してもらいました。

  • 紹介した問題について、今から対象者に対して補償をすべきだと思いますか?(例:空襲被害者に対しては、想定で25億円ほどと見積もられている)

  • 紹介した問題についてどのように感じたか

  • 若い世代へこの問題の共感の輪を広げるにはどうしたらよいか

  • その他感じたこと、思ったこと

<参加者対話の共有>

対話後は参加者に全体で共有をお願いし、その場でスピーカーも含めて共有されたことは以下となります。

  • こういう問題に対してどう向き合っていったらいいかという話をしたりこの話をひろげていくことと、自分たちで解決していく方向性の2つがあるという話をした。世界中の人と交流していくっていうのが、自分たちはできるんじゃないかなと。いい方法だと思った。僕は大学とか大学院の時に留学生と交流が合ったのですが、色々な国の人と交流するとそれだけで視野広がるし、中国人留学生の人たちと話す機会あると、中国と戦争するとこの人たちと敵対関係になるんだという意識がかなりの抑止力になる。留学生との交流は国の中でもできる。

  • この問題の難しさというのは本当に根深いな、というのが一つと、次補償をもとめるべきか否か、ということに関して、そもそもお金で保証できるのかという観点で、それって勘違いしていませんかと。その上で未来志向ということと、あとは買ったからただしい、まけたから正しくないではなく、平和というものを考えていきたいというものが出た。この手の話になった時には、南進の系譜という古典があるからよむといいよという話とか。

  • 結局、最終的には、一人一人。国と国の話になると、個人の顔が消えて、国旗みたいなものになっちゃう。でもそんなことはなくて、一人一人の人しかいないはず。国というラベルはっているだけで、国の集合体のはず。結局人間。そこには人間しかいない。人間と人間としてどういう付き合いをつづけていくか。国内だって、身の回りだって、外国の人だっていっぱいいるじゃないですかと。一人一人の単純な気持ちからでてくることを大事にする。それを素直に表現していくことの積み重ね。やっぱり大きな国の政策とかが行こうとかになると、手の届かない感じになると遠くなる。国会議員も私達が選んでる。その行動を変えることも一人一人ができるはず。

  • 払うか払わないかということに、姿勢が出る。補償を求めているということは、金額ではないといいつつも、お金をだすということは国が仮に国民から集めた税金で特定の人たちに対して説明責任が国としてある。国として重大な何かを認めたから払うということになる。お金を出すか出さないかというのは、お金を出すか出さないかはついてまわる非常に大きな問題になってくる。

  • 今からお金を払うということはやめてほしい、と意見をもらうこともある。お金を出すということは姿勢を出す意味でも大事だと思いつつも、それが大きなハードルになって、社会の構成員たちも、重大だと思っても78年前の話だしみなさん生きているんだから今の目の前の問題に使いましょうという意見がハードルになっている。僕も明確に答えはでていないんだけど。

  • 「払ったんだから手打ちにしろ」問題。シンガポール華僑粛清事件(とその後の再開発)あたりとも関連しうる話題提供。

また、今回はプロジェクトのメンバーの小島さんがオンラインで簡単なグラフィックレコーディングを実施していました。その画像を掲載します。




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補足リソース

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福島さんから事後に共有頂いた補足リソースは以下となります。


◆体験者の動画



毎月東アジア平和大使プロジェクトは実施中です。多くの方のご参加をお待ちしています。


■東アジア平和大使プロジェクトとは?🎵

2020年より始まった、WUJの年間プロジェクト。

東アジアの次世代が「近くて、遠い」と言わない社会をつくる、を理念に掲げています。

事業期間中は毎月イベント開催し、東アジアの和解と共生に関わる人々の対話と連携と場を創出します。


東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。

※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます 東アジア平和大使プロジェクト

東アジア平和大使関連ブログ

・東アジア平和大使プログラムをスタートさせました(2020年度)

・東アジア平和大使プロジェクト2022年初回




2020年より始まった、市民間から対話を通じて平和を作る、東アジア平和大使プロジェクト。


当初計画を立てた3年を終え、無事に2023年度のプロジェクトは4年目を迎えました。

これからは戦後80年を含む3年間となることを踏まえ、東アジアの和解と共生をテーマに、世代や所属を超えた明日への願いの声を集め、市民社会から戦後80年談話を形成することを目標と定めています。


今年度の第三回となる本会は、高麗博物館の暖かいご協力のもと、日韓の文脈で関東大震災100年をテーマに都内にて開催しました。



※詳細の報告は企画責任の長川のブログにて、ご参照ください。


■テーマ🎵 

あれから100年ー私たちは関東大震災から何を学んだのかー


9月1日、関東大震災が東京、神奈川を襲いました。


あれから今年でちょうど100年が経ちました。


なぜ東アジア平和大使プロジェクトで関東大震災を?と思われる方もいると思います。

関東大震災はそれ自体の被害が甚大でしたが、それに関連して起きた朝鮮人・中国人へのジェノサイドもとても悲惨でした。


関東大震災直後に小学校で書かれた作文などを読みながら、当時のジェノサイドとそこから100年経ち、

私たちがそこから何を学んだのかについて考えます。

また、当日は高麗博物館にご協力いただき、関東大震災の特別展もご覧いただけます。


どのような立場の方の参加も、そこに対話の意思を双方が備えるという前提のもと、歓迎します。


■日時🎵 

9月15日(金)

午後19:00-21:30 (JST)


■開催形態 🎵 

高麗博物館にて開催


■開催言語🎵

日本語


■企画

  • 主催:NPO法人Wake Up Japan

  • 協力:高麗博物館

■リソースパーソン(敬称略)🎵

NPO法人Wake Up Japan 東アジア平和大使プロジェクトメンバー


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開催&当日構成

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当日は運営を合わせ、9名の方々にご参加いただきました。

全体の構成は以下です。

  • About us

  • 高麗博物館について(高麗博物館専務理事 円谷さん)

  • トーク(WUJ 宮田さん)

  • 参加者の対話

  • 全体共有

  • 博物館展示閲覧

  • まとめ

また、冒頭アクションリサーチの投げかけも行いました。 問いと回答は以下となります。


関東大震災で起こったこと(本日のテーマ)に対してある程度の知識がある

有効回答数:7

  • 十分にある(0)

  • 常識程度にある(5)

  • あまりない(1)

  • 全くない()

※3,4の間程度、と回答した参加者が1名。

=================== トーク&全体対話 =================== トーク、その後の参加者の対話を問いを設定して実施しました。


<トーク>

  • 関東大震災とは

  • 朝鮮人の見た関東大震災:8月20日に来日した朝鮮人、慎昌範の見た世界。暴行後九死に一生を経て運ばれた病院で、日本人と同じ治療が受けられず、同病室生き残れたのは16人中9名。

  • 警察官のみた関東大震災:正力松太郎の見た世界

  • 染川藍泉の見た関東大震災:藍泉はなぜ流言を信じるようになったのか

  • 東日本大震災

  • 新型コロナウイルス

  • 福島県で2人の自殺者が出た話


<設定した問い>

  • 日本人、朝鮮人、警察官、それぞれの視角から感じたこと

  • 緊急時正しい情報はどこから、どのように仕入れればよいのか

  • 緊急事態において噂はどのような力を持つのか:平常時と緊急時の違い


参加者は問いについてや、その他気になったことについて話しました。

以下に参加者の対話の一部を記載します。


  • 自分も震災の時(意図せずして)デマを流してしまったことがある。

  • 何が正しくて何が正しくないかなんて、その場ではわからない。だから激しく反応しないことが大事なのでは。

  • 日本政府の公式な見解は何か?

  • (それに対して別の参加者より)政府内において事実関係を把握する記録は見当たらない、という回答をしている。

  • 植民地歴史博物館に行ったことがある。その際に、日本に協力した朝鮮人の名前を書いた辞典が展示されているのを見た。私はこれにびっくりした。名前が挙がった人や、その先の家族はに、どう影響があるんだろうかと。これについてどう思われるか。

  • 今の時代にこれは起こらない、とも言えない。アメリカでは、コロナでアジア人差別が起こった。

  • なぜこのような事が起こるのか?

  • (それに対して別の参加者より)接点がないだけ、というのもある。例えば、(難民関係の仕事に従事している参加者より)難民と接したことがないとよく言うが、日本にはそれを言わないだけで、留学生に結構いることもある。接点を作ることが大事。

  • その時代に生きていた人については、正義の話にもとれる。その場で何もわからず、それが正義だと思い行ってしまった人もいる。本当に断罪すべきは、一連の事実が確認された上で、現代で「それはなかった」という人たち。なぜなのか全く理解できない







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次回について

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次回は10月24日、オンラインにて日中関係を予定しています。


今年も多くの皆様のご参加をおまちしています。


■東アジア平和大使プロジェクトとは?🎵

東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。

※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます。

東アジア平和大使プロジェクト


東アジア平和大使関連ブログ

・東アジア平和大使プログラムをスタートさせました(2020年度)

・東アジア平和大使プロジェクト2022年初回



フェアやエシカル、サステイナビリティについての本質的な理解と日常での価値観の体現をフェアトレードタウンである逗子市にて実践的に学び、行動に対する意識を高めます。



フェアトレードに対する知識とリーダーシップを育む

2日間の日程で、世界の貿易と私たちの関係性、その実態がどのように不条理なのか、また解決策としてのフェアトレードの可能性について学びます。


地域から変化を生んでいる人々と出会う

トレーニングでは、逗子フェアトレードタウンの会のメンバーとして、地域から変化を生む人々と出会い、思いや問題意識に触れる機会があります。また、フィールドワークでは、長年、陰陽洞など逗子市でフェアトレードやエシカル、サステイナビリティについて問題意識をもって活動をしている店舗やそういった趣旨に賛同し協力をしていただいている店舗をめぐり、一人ひとりの思いに触れます。

社会を変えたいという問題意識を深める

フェアトレードで社会を変えたいと願う同世代の仲間との対話、逗子フェアトレードタウンの会をはじめ多様な世代の人々との交流、さらには、社会教育団体Wake Up Japanが用意する体験型のロールプレイングや演劇などを用いたワークショップ、さらにはディスカッションの機会を通じて、一人ひとりがなぜフェアトレードに関心を持ち行動したいと思っているのかを振り返り、問題意識を深めます。2日間のトレーニングを終えたときに、より活動に対する情熱や思いが高まっているでしょう。

フェアな世界を目指して、活動をしたいという思いのある皆さんのご応募をお待ちしています。

最低催行人数に達しましたので、8月24日までの追加募集を行うこととなりました。

参加ご希望の方は、以下の内容を確認したうえで、必要事項をご記入の上、ご応募ください。

【詳細】 フェアトレード・リーダーシップ開発プログラム CHANGE 2023 日時 2023年8月26日(土)10:00-19:00

   2023年8月27日(日)10:00-17:30 場所 逗子文化プラザ市民交流センター

   (〒249-0006 神奈川県逗子市逗子4丁目2-11)

定員  30名(先着順)

参加対象    (a) 社会問題の解決を目指して、行動したいという思いがある方

   (b) 高校、専門学校、大学、大学院などに在籍する生徒・学生      もしくは、概ね30歳までの若者    (c) トレーニング後も最低1年間、地域やキャンパス/学校から、      社会問題の解決に向けて行動するという強い意志をもっている人    (d) 2日間のトレーニングの全日程に参加できる人 参加費 無料 主催 逗子フェアトレードタウンの会

共催 逗子市市民協働課(046-873-1111)

協力 NPO法人Wake Up Japan、CHANGEネットワーク

【応募方法】 以下のURLにアクセスをして、必要事項をご記入の上、お申し込みください。

応募締切 2023年8月24日(木) 23:59 ※申し込み後、10分以内に受領連絡をお送りします。特段、条件から著しい乖離が見受けられない限り、すべての希望者をお受けしますが、必要に応じてZoomや電話などを使用した二次インタビューを行う場合があります。 ※書類選考及び必要に応じたインタビューを通じて、応募者のニーズと"CHANGE"が提供する価値観を確認し、お互いに理解したうえでトレーニングを行えるよう心がけています。

【プログラム】

*以下は予定であり、当日変動する場合があります。

*一部広報で終了時刻が18:30となっていましたが、19:00終了となっています。

▽1日目:8月26日(土)

09:30-10:00 開場・受付

10:00-11:00 開会式

11:00-12:30 基調講演「フェアトレードのいろは」

12:30-13:30 休憩 13:30-15:00 フィールドワーク

15:00-15:15 フィールドワークの学びの共有(フェスティバルパークなど場所は要検討)

15:15-15:30 休憩 15:30-16:45 社会を変えるってなんだ? 16:45-17:00 休憩 17:00-18:00 オックスファム・ハンガーバンケット 18:00-19:00 1日の振り返り


▽2日目:8月27日(日)

10:00-10:30 モーニングセッション

10:30-11:30 Defining Moments-思いは行動につながる-

11:30-13:00 お昼休憩

13:00-15:00 演劇のワークショップ

15:00-15:45 アクション・プランニング

15:45-16:15 グループワーク

16:15-16:30 休憩

16:30-17:30 クロージング・ワークショップ

※イベント後希望者で交流会を開催


【留意事項】アクセサビリティについて 今回のイベントでは、情報保障や車いすでの参加を特に想定ができておりません。ただ、実施協力団体として、多様な方の参加があるべきという理念を掲げていますので、情報保障などアクセサビリティについてご要望のある場合は、ご応募の際にお知らせください。 すべてのご要望を受けれられるわけではありませんが、可能な範囲で努めさせていただきます。



【宿泊について】

本トレーニングでは、宿泊は用意していません。

遠方の方で宿泊をご検討されている場合はご自身でご予約をいただきますようお願いいたします。

宿泊先の予約は7月26日の開催可否の確定後に行うことをお勧めします。

また宿泊について、サポートをご希望の場合はお知らせください。



【基調講演 講師紹介】

長坂寿久 / 逗子フェアトレードタウンの会


(一財)国際貿易投資研究所客員研究員、逗子フェアトレードタウンの会(共同代表)。日本フェアトレード・フォーラム認定委員会委員。明治大学卒業後、現日本貿易振興機構(ジェトロ)入構。シドニー、ニューヨーク、アムステルダム駐在。1999年拓殖大学国際学部教授(国際関係論/NGO・NPO論)、2014年退任。映画評論家、蘭日賞受賞(2009年)


主な著作として「フェアトレードビジネスモデルの新たな展開-SDGs時代に向けて-」(2018年)があり、フェアトレードや市民社会、映画評論に関しての書籍を発行している。



【コーディネーター紹介】

鈴木洋一/NPO法人Wake Up Japan代表理事


学生時代に模擬国連委員会 委員長、 YDP Japanネットワーク理事、日本国際連合学生連盟 理事などを務める。2008年にG8サミットに向けた若者としての提言やアフリカ開発会議の横浜市北区での市民向け啓発プロジェクトにかかわる。

学習院大学法学部卒業後、NPO法人AIESEC Japanを通じてマレーシアにて、現地の高校生や大学生向け環境啓発に参加。帰国後に、国際NGO オックスファムにて市民啓発や青少年育成、キャンペーン担当職員として勤務し、市民、一人ひとりが社会を変えていくための働きかけを行う。オックスファムにおける青少年部門の立ち上げと、若者主導の活動を通じてアクション動員数を3000名まで増やす。

2013年には、気候変動に取り組む若者主導の活動であるPowershiftJapanに共同創設者として参加。 2016年に社会教育団体 Wake Up Japanに共同創設者及び代表理事として参加する。社会に向けたアクションを取りまとめた「ソーシャルアクション ハンドブック」に共同著者としてかかわる。2017年 NPO法人 フリー・ザ・チルドレン・ジャパンにてユースエンゲージメント・アドバイザーとして従事する。

2018年よりNPO法人 開発教育協会にて評議員として活動する。2023年よりアムネスティ・インターナショナル日本神奈川連絡会代表。オーストラリアにおけるフェアトレード大学運動をはじめ、国内外のフェアトレードをはじめとしたユース(若者)による社会問題への取り組みへの知見を豊富に持つ。

Wake Up Japan

Wake Up Japanは社会教育団体です。
わたしたちは、日本において一人ひとりが行動をする前提としての

「自分が持つパワー」に対する認識が低いことに着目し、

啓発教育を中心とした活動展開を行っている団体です。

Email: jpn.wakeup@gmail.com

Address: 神奈川県三浦郡葉山町堀内318

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