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​Wake Up Japan の最新情報

Wake Up Japanでは、「社会問題を自己責任で終わらせない」ために、社会を変える人材がより多く輩出されることが不可欠だと考え、2018年より社会変革リーダーシップ開発トレーニングCHANGEの運営にかかわっています。2022年度参加者募集が開始されましたので、以下お知らせします。



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私たちが信じるもの: 社会を変える人々の力

私たちは貧困とは社会的排除であり、 また、貧困は人々が行動した結果、あるいは、行動しなかったことにより生まれていると考えています。 貧困は、地域的に限定されたものではなく、サハラ以南アフリカや南アジア、そして、日本国内でも社会的不公正に基づき生まれます。 貧困は人為的につくられたものであるからこそ、その解決は人々の力によって成し遂げられることだと考えています。 そして、貧困のない公正な社会の実現に向けて、若者のもつ可能性を私たちは重視しています。


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CHANGEの歴史

こうした考えのもと、2011年より国際NGOオックスファム・ジャパンによって開催されていた リーダーシップ・トレーニングがCHANGE Initiativeであり、日本各地の学生や若者が参加し、貧困のない公正な社会の実現を目指して活動をしてきました。これまでに300名以上の方がプログラムを終えて、地域や学校、さらには国の内外で活躍をしています。 残念ながら、オックスファムの日本からの撤退にあわせて、CHANGE Initiativeは2018年を最後に終了となりましたが、Wake Up Japanはほかの協力団体と共にこのプログラムを発展・継承し、社会変革に向けた学生向けリーダーシップ開発トレーニングとして2019年より"CHANGE"を開始します。

社会変革リーダーシップ開発トレーニング CHANGE "CHANGE"は、国内外の社会問題に取り組む日本社会の学生や若者に特化したリーダーシップ・トレーニングです。 トレーニングを通じて社会を変えていくための素養を育み、参加者は地域やキャンパス/学校、あるいは、所属団体から社会を変えていくために行動を行います。 "CHANGE"では、既に国内外の社会問題に取り組む団体や活動と協力し、参加する学生や若者が使用できる機会やツールキットをトレーニング中に紹介し、また、同じように問題意識を持った参加者との対話を深め、イベント後も協力し合える関係を育み、参加する一人ひとりの行動を応援します。 地域やキャンパス、学校から社会を変えていきたい! そんな思いをもったみなさんのご応募をお待ちしています


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【大事にしている価値観】

CHANGEはトレーニングを実施するうえで、以下の2つの価値観を重視し、トレーニングを実施します。


AKO タガログ語で「共に学び、共に教え合い」という意味の言葉です。CHANGEでは、一方的に参加者が学びを受け取るだけでなく、参加者が学びをまとめ、お互いに気づきを共有する時間を設け、双方向に発信する機会を重んじています。 命どぅ宝 琉球の言葉で「ぬちどぅたから」と読み、命があっただけで良かった、生きていれば希望はある、「命こそ宝」という意味です。 沖縄戦で多くの人命が失われた沖縄で今も大切にされている言葉です。 命や人権を中心に置くということは、西洋的なものではなく、私たちの社会の根底にもあると信じています。

【社会を変える3つの要素】

"CHANGE"では、社会変革の担い手となるトレーニングを行う上で、3つの要素からのアプローチを行っています。

Head-構造理解- 社会問題は何によって引き起こされており、その解決に対しては「誰」が最も大きな力を持っていて、その力を持っている人に対して私たちはどのように影響力を行使できるのか。この理解があることで、社会の複雑な問題とあなたが点と点でつながり、問題解決の糸口を見つけることができます。 Heart-問題意識- なぜその社会問題に対して情熱や思いをもって行動し続けることができるのか。その問題意識を深め、自分が行動する理由となる価値観を掘り下げていくことで、問題解決に向けた持続性を高めることができます。また、同じように思いを持った仲間との分かち合いは、あなたを大きく力づけるでしょう。 Hand-スキル- 社会とは人の集合体であり、その一人ひとりが動いていくことで社会は変わります。よって、共感と協力を得るためにはどうすればよいのかを理解し、実践することが必要です。また、日常の中で起こりうる困難に、どのように向き合い、自己浄化(セルフケア)を行うのかを知ることはあなたに持続性をもたらします。



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【CHANGE" の3つの魅力】 国内外の成功事例 国内外で行われている社会変革の事例を紹介します。アメリカやオーストラリアなどの事例だけでなく、南太平洋やアジア、そして、日本国内における若者や市民による社会変革事例を分かち合い、今後の活動の新たな視座とします。 知識とマインド 社会システムにおける視点、アドボカシーやキャンペーンなどの戦略的思考だけでなく、社会問題に対する姿勢や問題意識を育む「気持ち」に関して向き合う時間も設け、知識と気持ちのバランスをもって社会問題に向き合えます。

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ネットワーク オックスファム・ジャパンによって2011年以降開催されていたCHANGE Initiativeやその他、パートナー団体との連携によって、社会を変えたいと願う多様な年齢のネットワークを有しています。

CHANGE 2022は、「フェアトレードと若者」をテーマにして、若者が公正な社会を目指すための素養を高める社会変革リーダーシップ開発を実施します。

神奈川県逗子市でフェアトレードタウン運動にかかわる逗子フェアトレードタウンの会とこれまでCHANGEを長年開催してきたNPO法人Wake Up Japan、CHANGEネットワークのコラボ企画となっています。


参加ご希望の方は、以下の内容を確認したうえで、必要事項をご記入の上、ご応募ください。

【詳細】 社会変革のための若者向けリーダーシップ開発プログラム"CHANGE" 2022-フェアトレードと若者- 日時  2022年9月23日(祝)12:30-24日(土)18:30 場所 逗子文化プラザ市民交流センター

   (〒249-0006 神奈川県逗子市逗子4丁目2−11)

定員  20名(選考有り) ※最低催行人数5名

参加対象    (a) 社会問題の解決を目指して、行動したいという思いがある方

   (b) 高校、専門学校、大学、大学院などに在籍する生徒・学生      もしくは、概ね30歳までの若者      *中学生、高校生は、「保護者」の同意がある場合はお申し込み可能です。    (c) トレーニング後も最低1年間、地域やキャンパス/学校から、      社会問題の解決に向けて行動するという強い意志をもっている人    (d) 2日間のトレーニングの全日程に参加できる人 参加費 無料    *参加費には、トレーニングで提供する活動を作りこむためのイベント参加費、交通費などを含めた資料製作費、プログラム運営費、インターネット関係の契約料、講師料、その他諸経費が充てられています。    *スライディングスケールを導入しています。ご自身の経済的状況に合わせて、0円から25,000円の間でご自身で参加費を決定してお支払いください。 主催 逗子フェアトレードタウンの会

共催 逗子市市民協働課(046-873-1111)

協力 NPO法人Wake Up Japan、CHANGEネットワーク

【応募方法】 以下のURLにアクセスをして、必要事項をご記入の上、お申し込みください。

応募締切 2022年9月21日(水) 23:59 ※申し込み後、10分以内に受領連絡をお送りします。特段、条件から著しい乖離が見受けられない限り、すべての希望者をお受けしますが、必要に応じてZoomや電話などを使用した二次インタビューを行う場合があります。 ※書類選考及び必要に応じたインタビューを通じて、応募者のニーズと"CHANGE"が提供する価値観を確認し、お互いに理解したうえでトレーニングを行えるよう心がけています。 ※応募者の方には9月16日(金)13:00までに、選考の結果をお知らせします。選考の結果参加者人数が最低催行人数の5名に満たない場合は、開催はされませんので、ご留意ください。

※9月16日(金)13:00の段階で開催が確定した場合、二次募集を行う場合があります。


【プログラム】

*以下は予定であり、当日変動する場合があります。

▽1日目:9月23日(祝)

12:00-12:30 開場・受付

12:30-13:00 開会式

13:00-14:00 社会の変え方と日本の若者

14:00-14:10 休憩

14:10-15:20 フェアトレードのいろは

15:20-15:30 休憩

15:30-16:40 Defining Moments-思いは行動につながる-

16:40-16:50 休憩

16:50-18:50 キャンパスや学校でフェアトレードを広めるためのシミュレーション

18:50-19:00 休憩

19:00-19:30 ラップアップ

▽2日目:9月24日(土)

09:30-10:00 開場・受付 10:00-10:30 モーニングセッション 10:30-11:45 フェアトレードで社会を変える-フェアトレードタウンを事例として- 11:45-12:00 フィールドワークについての説明 12:00-13:00 お昼休憩 13:00-14:45 フィールドワーク 14:45-15:00 休憩 15:00-15:30 フィールドワークの分かち合い

15:30-15:45 リーダーシップ・トレーニング

15:45-16:30 アクション・プランニング 16:30-17:00 グループワーク 17:00-17:15 休憩 17:15-18:00 まとめワークショップ 18:00-18:30 閉会式 ※イベント後希望者で交流会を開催

【留意事項】アクセサビリティについて 今回のイベントでは、情報保障や車いすでの参加を特に想定ができておりません。ただ、実施協力団体として、多様な方の参加があるべきという理念を掲げていますので、情報保障などアクセサビリティについてご要望のある場合は、ご応募の際にお知らせください。 すべてのご要望を受けれられるわけではありませんが、可能な範囲で努めさせていただきます。


【宿泊について】

本トレーニングでは、宿泊は用意していません。

遠方の方で宿泊をご検討されている場合はご自身でご予約をいただきますようお願いいたします。

宿泊先の予約は9月16日の開催可否の確定後に行うことをお勧めします。

また宿泊について、サポートをご希望の場合はお知らせください。


 

2020年より始まった、市民間から対話を通じて平和を作る、東アジア平和大使プロジェクト。


7月25日(土)に、22年度2回目をオンラインにて開催しました。


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今回は日韓関係をテーマに、植民地の記憶の場所をめぐる日韓学生会現代表で、ソウル在住の小佐野百合香さんをお迎えしました。


詳細の報告は企画責任の長川のブログにて、ご参照ください。


以下は概要となります。


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開催概要

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■テーマ🎵 

新しい日韓の時代へ -植民地の記憶の場所を巡る韓国の活動から- 37.0%。


内閣府が毎年実施する最新の世論調査では、わずか37%の日本人のみが、

「韓国に親しみを感じる」と回答しています。

戦後76年以上が経過した今でも、

様々な歴史的・政治的問題を中心に埋まらない両国間の溝。

戦後最悪と言われる日韓関係の中で、今年、韓国では新大統領のユン氏が就任し、

日本では参議院選挙で自民党が憲法改正に必要な過半数を獲得する等、

それぞれの国内政治が大きく動いています。


国という枠組みから視線を引き、互いの社会に暮らす人は、それではどうでしょうか。

人に着目すると、日韓双方では、相互理解を目的とした実に多くの多様な取り組みが、

様々な領域で存在します。


その中の一つ、今回は韓国から日本への取り組み、ソウルで活動を展開する、

みん会(みんなで行ってみよう会)に目を向けます。

みん会は植民地の記憶の場所をめぐる日韓学生会として、その名前の通り、

植民地時代の記憶の場所に日韓学生が足を運び、日本の植民地時代について考え、感想を共有する場を作ってきました。


コロナで活動ができない中が続いていますが、

現在の代表を務める小佐野さんをお招きし、ソウルから小佐野さんご自身のお話と、

活動についてお伺いする機会とします。


■日時🎵 

7月25日(月)

午後20:00-21:30 (JST)


■開催形態 🎵 

オンライン

  • ゲストトーク(小佐野さん)

  • インタラクティブセッション(小佐野さん&Wake Up Japan)

■開催言語🎵

日本語


■リソースパーソン(敬称略)🎵

小佐野百合香(こさのゆりか)さん


1999年栃木県生まれ。韓流ファンの母親の影響で高校生の時にK-POPファンとなる。2015年の日韓慰安婦合意をきっかけに日韓問題に関心を持ち、高校卒業後に韓国に留学、語学学校で韓国語を学んだ後、ソウル市立大学で韓国史を勉強中。大学1年生の時に植民地の記憶の場所をめぐる日韓学生会、通称「みん会」に参加し、現在は代表として活動中。


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参加者の韓国に対する認識

============== 途中の出入り・スピーカーを含め、8名に参加いただきました。 冒頭、参加者の韓国の認識について、お伺いしました。

結果は以下となります。

※回答するかしないかは参加者の任意


1.韓国政府に親しみを感じる(1つ選択、有効回答4)

  • 親しみを感じる

  • どちらかというと親しみを感じる:1

  • 親しみを感じない:1

  • どちらかというと親しみを感じない:2

2.韓国人に親しみを感じる(1つ選択、有効回答4)

  • 親しみを感じる:4

  • どちらかというと親しみを感じる

  • 親しみを感じない

  • どちらかというと親しみを感じない

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小佐野さんのお話

============== 小佐野さんには、まずご自身がなぜソウルへいるのかも含め、

みん会の活動内容や、課題、現在の日韓関係について思うことをまずお話いただきました。

概要は以下となります。

  • 2007年に韓国へ、現在5年目(語学学校⇒韓国の大学へ入学)

  • 2020年からみん会の活動を創設者より引き継いだが、ほとんどの活動がコロナ下のためできていない。コロナ前は植民地歴史博物館や、ナヌムの家を訪れた。

  • もともとは日本人一人では心細くていけないところにいってみるをモットーに結成された会であり、参加者は学生がほとんど。

  • 活動の課題は、今後活動をどう続けていくか、似たような人たちが集まってしまうことによる新規参加者参画の難しさ、みん会の認知向上、そして全くわからない人でも参加しやすい環境づくりがあげられる。

  • 日常で感じた韓国での植民地支配の痕跡では、例えば祖父が徴用に連れていかれそうになった韓国の友人や、地方出身の友人が日本語を使う(玉ねぎ、バケツ)こと、韓国で出会った80代のおじいちゃんが創氏改名した名前を教えてくれた経験、共和国のおばあちゃんが、自分が作った北の料理を「あんこもち」と言ってくれた際の記憶があげられる。

  • 日本で感じる植民地支配については、例えば在日朝鮮人の人たちはどうして日本にいるのか?(根底には植民地支配がある)という問いや、朝鮮の文化財が現在も日本にあること等があるのでは。

  • 留学前は、自分が韓国について知ろうとしていることが偉いとおもっていた。しかし、韓国人や在日朝鮮人は、日常の中でもこういう支配の痕跡を感じることが存在する。私たちはその延長線上を生きている。日本社会ではこのようなことを考えなくとも生きられること、それ自体が私が持っている特権だと学んだ。

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参加者との対話

============== その後、主企画者の質問も含め、 小佐野さんと対話を行いました。

概要は以下となります。 ※一般的にスピーカーへの質問の場合は単純に(質問)と表記し、 双方向で大勢を巻き込んで行われたものについてはそれがわかるように記載しています。

  • (参加者のコメント)韓国にいったことはあるが、植民地に関連したものは訪れたことはない。

  • (参加者の質問)参加している方はどういう方なのか?(なんとなく、の学生なのか、ヘビーな動機の人が参加されているのか?)基本的に日本人が参加者? (回答)わからないけど、知りたい、という人が最初は多かった。だんだん人づてで人が集まるようになってしまって、だんだん雰囲気ががっつりになった。今はそれが課題。会の目標はひとりでは行けないところへ行ってみよう、というところだったが、ある意味マニアックなことになっている。参加者の国籍は半々。韓国の人は日本語が話せる人のみ(日本人側が語学堂の方々のため)

  • (参加者の質問)韓国人はどういう目的で参加している? (回答)日本に興味がある。慰安婦問題に興味もあるけど、例えば関ジャニや嵐が好き、日本地域に興味がある、大使館で働きたくて日本語勉強した、というような。日本人と交流がある、というところで来ていただいている。

  • (参加者のコメント)私は団体の運営をしている。近隣諸国と仲良く付き合ってやっていくか、というところは日本の在り方を考えると重要なことだなと思っている。明るい未来が待っている国ではない。頭の中でいつもこれからについて考えている。 (スピーカーからのコメント)戦前、戦中の加害の歴史には踏み込めていない。現在は日本人の加害の視点が欠けているとは思っている。

  • (参加者の質問)日本の大学に行く選択肢はなかったのか? (回答)無謀だったという感じだった。とにかく韓国に行きたいという思いが強すぎて。留学にいきたいという思いが強かった。高校の時から調べまくっていた。正規で留学している人は意外と多い。私の同期で20名くらい日本人同期がいる。7:3で女子:男子。語学堂でも女子が多い。男性はベトナム、ウズベキスタン、モンゴルが多い。

  • (参加者の質問)歴史を語る、というところで、センシティブな話題でもある。その時に、どういう風に話しやすい環境だったり、誰かを傷つけないような環境を作っているのか? (回答)とにかく、日本人で集まっているので、あまり葛藤はおきなかった。特に気を付けていることはなかった。私自身が個別に気を付けているのは、一回考えてから話す、というのを気を付けていた。後々私が悪かったな、と反省した経験があったため。

  • (参加者の質問)実際に招かれざる人を受け入れることが将来的にあるのでは? (回答)これから考えなければいけないことだと思っている。私が前に見た、聞いたのは、以前ナヌムの家のプログラムに参加したことがあり、前の会に参加した日本人男子で、いわゆるネトウヨ的な発言をする学生がいた。ただそれに参加して正反対に変わった、という話を聞いた。これが真実だ、と私としては伝えたいけど、そうではなく、一緒にその場に行ってみて体験することが意味があると思っている。傷つく人が出てくる場合は打ち切ったりはするかもしれない。

  • (参加者のコメント)私が運営する団体では、似たような人が集まる、というところは重視していない。どういうことがあって、どんな人生を送られたのか、そこからそれぞれがどう感じるのかが大事。意見の多様性を求めた会を作ろうというパターンが多い。東京大空襲の公的な資料館は必要か、そうではないか、というフィールドワークをした際は、意見の偏りをふせぐため、ディベートで分けた。 (スピーカーからのコメント)日本国内の戦後補償の問題をあまり学んだことがない。(参加者の)団体では、韓国に対して抵抗がある方がいるということを先ほど言っていたが、どういうことか?

  • (参加者のコメント)日本国民について補償はない。ただ、こっちを賛同するから、こっちを賛同しない、という問題でもないと思う。人権の問題なので。韓国政府の姿勢が好きじゃないね、というトーン。

  • (参加者の質問)いわゆる歴史や政治に関心がある以外の人にこの問題を理解してもらうためには、どこからせめていくべきか?(領域 etc) (回答)会の目標が、一人で行くのが不安な人と一緒に行こうというところ。韓国にいく、というところはいっぱいある。韓国という国に興味を持っているけど、歴史問題をどう知っていいかわからない、というもやもやを抱えている人と一緒にできたらいいなと思っている。韓国でフェミニズムへの関心が高まっている。いろいろ本も翻訳されている(82年彼女 etc)。慰安婦問題の根底には性暴力についての問題があるので、そこの人たちともつながれる方法があるんじゃないかなと。

  • (参加者の質問)一番ソウルで訪れてほしい、みん会がこれまで行ったところはどこか。 (回答)ナヌムの家にいってほしい。実際に被害を受けた人に会う、というところ。実際にまだコロナであったことはない。植民地歴史博物館:徴兵に連れて行かれた娘さん

  • (参加者の質問)現在の韓国での日本に対する見方はどうか?(特に安倍元総理の事件についてはどう見られているのか?) (回答)日本への見方は世代で相当違っていると感じる。親世代(40~60代)、同世代(20代)。韓国の同世代は日本に対するコンプレックスが弱い(コンテンツが強い時代なので)。日本という存在が若い世代になればなるほど、そんなに重要な存在ではない(外国の一つ)。慰安婦問題や徴用工について、韓国人の友人は興味自体は薄れている。それを最初は残念だと思っていた。ただ批判するのはどうなんだろうと思っている。人権問題としては記憶していくべき。日韓関係については明るく見たい。安倍総理のことは好感度が低い人だが、実際に話したりする感じでは、他殺されるのはよくないよね、と話しているように思う。

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おすすめ/参考リソース

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今回、小佐野さんには以下をおすすめとして事後共有頂きました。

  • 日韓・歴史の現場』 (2000):観光では訪れないような植民地支配や韓国の民主化運動の歴史が学べる博物館や記念館が紹介されている。

  • 観光コースでないソウル―歴史の息吹を感じる旅』(2012): 上記の本のソウル版

  • 『日韓共通歴史教材 学び、つながる 日本と韓国の近現代史』(2013): 日韓の近現代史の通史を、比較的簡単な言葉で説明してくれている教材。中高生だけでなく、大人にもおすすめ。

  • たびせん・つなぐ『DVD 「日韓」平和をつなぐ歴史紀行 植民地歴史博物館とナヌムの家』: 韓国にある植民地歴史博物館とナヌムの家の展示解説DVD。難しく、具体的に想像しにくい植民地支配の歴史を豊富な史料を通して視覚的に学ぶことができる。


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次回について

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次回は8月14日に都内にて、「日本の戦争の記憶」について実施予定です。

コロナによる感染拡大のため、人数を絞り、WUJ関係者のみでの開催となります。

開催報告は本WEBにて掲載予定です。


■東アジア平和大使プロジェクトとは?🎵

東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。

※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます。


東アジア平和大使関連ブログインスタグラムはこちら

・東アジア平和大使プログラムをスタートさせました(2020年度)

・東アジア平和大使プロジェクト2022年初回

 

2020年より始まった、市民間から対話を通じて平和を作る、東アジア平和大使プロジェクト。


3年目となる2022年度のプロジェクトの第二回目は、日韓関係をテーマに、

植民地の記憶の場所をめぐる日韓学生会現代表で、ソウル在住の小佐野百合香さんをお迎えします。

※何回目からでもご参加が可能です

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■テーマ🎵  新しい日韓の時代へ -植民地の記憶の場所を巡る韓国の活動から- 37.0%。

内閣府が毎年実施する最新の世論調査では、わずか37%の日本人のみが、

「韓国に親しみを感じる」と回答しています。


戦後76年以上が経過した今でも、

様々な歴史的・政治的問題を中心に埋まらない両国間の溝。

戦後最悪と言われる日韓関係の中で、今年、韓国では新大統領のユン氏が就任し、

日本では参議院選挙で自民党が憲法改正に必要な過半数を獲得する等、

それぞれの国内政治が大きく動いています。


国という枠組みから視線を引き、互いの社会に暮らす人は、それではどうでしょうか。

人に着目すると、日韓双方では、相互理解を目的とした実に多くの多様な取り組みが、

様々な領域で存在します。


その中の一つ、今回は韓国から日本への取り組み、ソウルで活動を展開する、

みん会(みんなで行ってみよう会)に目を向けます。

みん会は植民地の記憶の場所をめぐる日韓学生会として、その名前の通り、

植民地時代の記憶の場所に日韓学生が足を運び、日本の植民地時代について考え、感想を共有する場を作ってきました。


コロナで活動ができない中が続いていますが、

現在の代表を務める小佐野さんをお招きし、ソウルから小佐野さんご自身のお話と、

活動についてお伺いする機会とします。


以下、詳細です。


■日時🎵 

7月25日(月)

午後20:00-21:30 (JST)


■開催形態 🎵 

オンライン

  • ゲストトーク(小佐野さん)

  • インタラクティブセッション(小佐野さん&Wake Up Japan)


■開催言語🎵

日本語


■費用🎵

ギフトエコノミー制度


NPO法人Wake Up Japanでは、おカネのあるなしによって、社会や個々人の人生を豊かにする手法へのアクセスが制限されてしまうことはおかしなことだと考えています。そのために、イベント開催に際して、必要経費以上の参加費は集めていません。一方で、イベント開催にはオンライン通話のための契約など費用も少なからずかかっています。経済的に可能な方はカンパをお願いいたします。また、経済的に余裕がない場合でも、メッセージでの感想の共有は主催者を元気づけますし、将来の「出世払い」の約束なども歓迎です。詳しくはイベント後にお知らせしますので、カンパが可能な方はお知らせください。


■定員🎵

約30名程度


■参加申し込み🎵

以下のURLにアクセスをし、お申し込みください。


■リソースパーソン(敬称略)🎵

小佐野百合香(こさのゆりか)さん


1999年栃木県生まれ。韓流ファンの母親の影響で高校生の時にK-POPファンとなる。2015年の日韓慰安婦合意をきっかけに日韓問題に関心を持ち、高校卒業後に韓国に留学、語学学校で韓国語を学んだ後、ソウル市立大学で韓国史を勉強中。大学1年生の時に植民地の記憶の場所をめぐる日韓学生会、通称「みん会」に参加し、現在は代表として活動中。

■東アジア平和大使プロジェクトとは?🎵

東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。

※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます。


東アジア平和大使プロジェクト


東アジア平和大使関連ブログ

・東アジア平和大使プログラムをスタートさせました(2020年度)

・東アジア平和大使プロジェクト2022年初回

今年も、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 

Wake Up Japan

Wake Up Japanは社会教育団体です。
わたしたちは、日本において一人ひとりが行動をする前提としての

「自分が持つパワー」に対する認識が低いことに着目し、

啓発教育を中心とした活動展開を行っている団体です。

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