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​Wake Up Japan の最新情報

Wake Up Japanでは、戦後80年へ向けて、東アジア平和大使プロジェクトを中心として様々な国内外の団体・個人との連携強化を実施しています。


日比谷図書文化館で開催された全国空襲被害者連絡協議会の集会に、

東アジア平和大使プロジェクトの宮田青葉が「若者の声を聴く」にて登壇いたしました。



























本件は本プロジェクトで登壇のご協力を過去頂いた福島宏希さんよりご招待いただいたことで実現し、

宮田からは東アジア平和大使プロジェクトの活動、会の感想、若者として思うことを率直に共有しました。



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開催概要

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【第一部】映像でたどる民間被害者の戦後を学ぶ

  • 合唱:「合唱団この灯」

  • 開会のことば

  • 黙祷

  • BS・TBS報道 1930「戦後80年終わらぬ戦争、民間被害者の補償ゼロ、命の格差を生む受忍論」上映

  • 対談「なぜ民間人は放置されたのか」

    • 対談者 河井節子(母と弟二人を奪われた空襲被害者)

          黒岩哲彦(運営委員長)



【第二部】救済運動の現状と今後に向けて

  • 主催者あいさつ    吉田由美子 共同代表

  • 来賓あいさつ

    • 超党派空襲議員連盟 

      (平沢勝栄会長、松島みどり会長代行、田中和徳会長、福島みずほ副会長、田村智子衆議院議員、 松原仁副会長、船山康江副会長、山添拓参議院議員、小池晃参議院議員)

    • 日本原水爆被害者団体協議会

  • 全国空襲被害者連絡協議会の活動報告  

  • 質疑応答

  • 若者の声を聴く

    • 司会  浅見洋子 事務局次長

    • 発言者 有山幸佑 東京大学教養学部文科二類 学生

          宮田青葉 筑波大学人文・文化学群人文学類 学生

               東アジア平和大使プロジェクト所属

  • 大会のアピール

  • 閉会のことば


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全国空襲被害者連絡協議会の活動報告

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((以下当日配布のプログラムより引用))


戦後80年

「特定空襲等被害者に対する一時金支給等に関する法律」を今通常国会で成立させよう

ー胸突き八丁を乗り越えようー

全国空襲連運営委員長 黒岩哲彦


(私たちの切実なおもい)

 戦後八十年。生存する被害者は本当に高齢化している。切実な思いで、受給対象を生存する障害者、金額も五十万円の一時金と絞った。これでいいのかという声があるけれども、空襲被害に対する国の立場を明らかにするためには、とにかく法律を通す事が必要であると考え、受給対象と金額については我慢しているのである。


(9合目まで到達した)

 戦後80年ではじめて、空襲被害者について、与党も参加した超党派議連が作られ、与野党議員で条文案を合意した


(私たちは残された会期1か月でなにをするか。)

  1. 市民の理解が決め手。

    • 政治情勢は、参議院選挙の投票まで2か月。場合によっては衆議院解散総選挙の可能性がある。

    • 署名

    • こんにちは活動

    • メディアの意見

  2. 石破茂内閣総理大臣・自由民主党総裁に空襲被害者の実情と空襲被害者の気持ちを伝える。

  3. 石破総理に面談を求める。「石破総理は空襲被害者の声を聴いて下さい。」

  4. 石破内閣総理大臣の踏み込んだ国会答弁

    〔参議院予算委員会2025年3月6日・7日、舟山康江議員、小池晃議員、山添拓議員、への答弁 省略〕

  5. 石破内閣総理大臣と福岡資麿厚労大臣への与野党議員による質疑


((以上引用終了))


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若者の声を聴く 質疑

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「若者の声を聴く」発言者への質問、ご意見として以下がありました。

  • 会を受けての感想

  • 今後、日本社会で戦後補償の問題を伝えていくためにはどうしたら良いと思うか

  • 私たち〔空襲被害者及びその関係者〕にとって戦争はまだ終わっていない。「戦後」や「終戦」にまだ至っていない。

  • 空襲の被害者、原爆の被害者であるという視点を見ると日本は被害者であるが、アジアに対しては日本は加害者でもある。戦争ではどちらかが完全に被害者、加害者にはなり得ないことを覚えていてほしい。


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参考文献・資料

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当日に献本、ご紹介いただいた文献、資料は以下の通りです。

  • 浅見洋子著、岡和田晃訳『日英詩集 独りぽっちの人生 東京大空襲により心をこわされた子たち』コールサック社、2025年1月23日

  • NHKスペシャル「忘れられた戦後補償」2020年8月15日(土)放送



【東アジア平和大使プロジェクトとは?】

東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。

※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます 東アジア平和大使プロジェクト

・戦後80年市民談話回答フォーム:https://forms.gle/Tnj8Fv3djYj8dmJ86

東アジア平和大使関連ブログ

・東アジア平和大使プログラムをスタートさせました(2020年度)

・東アジア平和大使プロジェクト2022年初回



2020年より始まった、市民間から対話を通じて平和を作る、東アジア平和大使プロジェクト。

今年は遂に、戦後80年。


6年目を迎えた本プロジェクトの2025年度は7月本格的にスタートをする予定です。

プロジェクトとしても戦後80年市民談話の発行を目指す特別な年。


そこで!知りたい、行ってみたい、やってみたいを今年は大切に、

好奇心と行動力を軸にしたプロジェクトのスピンオフや思い付き(!)の不定期な活動やイベントを、

夏まで開催しています。



■テーマ🎵 

日本の中の中国ー川口を歩くー


■日時🎵 

2024年1月25日(土)


■開催形態 🎵 

フィールドワーク+対話セッション


■開催言語🎵

日本語


 ■リソースパーソン(敬称略)🎵

山口耕平(日本大学4年)

川口市で生まれ育ち、小学生の頃に中国人の同級生からいじめを受けた経験から、

国際教育、国際共生の難しさを実感。

2025年より途上国の教育についてイギリスの大学院へ進学予定。


■行程🎵

街散策→ランチ→芝園団地訪問→対話セッション



対話の時間では、多様な視点、実体験に基づくリアルな声がたくさん出たので、それらの内容は以下にてお届けいたします。




■はじめに


店先に並ぶスパイスや食材、耳に届く知らない言語の響き。川口には多国籍、多言語空間が広がっている。確実に日本であるはずなのに、外国のように感じる。そんな川口の姿を、どのように捉えればよいのだろうか。

街を歩きながら、それぞれが見たこと、感じたことを話し合った。



■川口の現状:外国人コミュニティとの距離感


学校生活での経験を述べる中で、山口さんは、学校での外国人の扱われ方、言語集団の存在感と感じた「異質さ」について話してくださった。山口さんが感じた隔たりについて、参加者のDさんは、「社会を変えていくのは異質なものだったりする」と話す。


「異文化」が訪れるとき、そこに違いを見出そうとするのが私たちだ。しかしそれは、むしろ新しい関係性や社会のあり方を模索する出発点にもなり得る。

参加者たちの言葉からは、「異質なもの」と向き合う中で、いま、どんな社会に生きているのか――そんな根本的な問いが浮かび上がってきたように思う。



■混ざらない「共生」ー参加者Fさんの視点


参加者のFさんは、「混ざっているようで混ざっていない」と感じていたという。この「混ざり合わなさ」の中にこそ、これからの共生社会が抱える課題と可能性が潜んでいるのかもしれない。


そして確かなのは、川口の状況は日本の多文化共生の先例として注目されるべきであり、今後の社会は避けられない変化のなかにあるということだ。



■芝園団地ー見えない境界線


参加者Aさんは団地の診療所について関心を抱いた。山口さんは診療所における案内の多言語化について話してくれた。現在は五か国語が案内板に表示されているという。話を聞いていると包摂が実現しているように思えたが、そこにはやはり特有のスティグマもあるようだ。団地に対する烙印について、山口さんは「団地に住む人は川口市出身ではないのだと思う(地元の人はそこに住みたがらない)。」という風に話してくださった。団地で形成されたネットワーク、コミュニティの存在は移民にとってとても重要である。しかし、それが同時に「よそ者の空間」として位置づけられ、地域社会との間に目に見えない境界線を生んでしまうこともある。

言語や文化、生活習慣の違いだけでなく、「団地」という物理的な空間が、無意識のうちに社会的な分断を強化してしまっているのが現実なのかもしれない。誰かにとっては心強い居場所でありながら、別の誰かにとっては「近づきたくない場所」として映る――そのギャップが、共生を目指すうえでの大きな壁の一つなのかもしれない。





■他地域との比較ー全国の多文化共生を見つめる視点

参加者のNさんは、自身の体験から群馬県大泉町に言及し、川口市との違いに関心を抱いたという。たとえば、川口市ではクルド人や中国人が特定の地区に集住しているように、大泉町でもブラジル人のコミュニティが形成されており、それぞれが独自の社会・経済的特徴を持っている。

このような事例を比較することで、単なる地域差ではなく、外国人集住の構造に共通する課題や傾向も見えてくる。したがって、多文化共生への理解を深めるには、川口市だけに注目するのではなく、他地域の事例にも目を向ける必要があるだろう。


■結び


「多文化共生」が指すものは必ずしも「良いこと」だけではないだろう。そこには解決すべき課題が山積している。重要なのは山口さんのように個人の体験から社会の課題を照らすことだ。

自分が暮らす街を、これからどのようにしていきたいのか――。川口でのフィールドワークを通し、もっと自分自身のこととして向き合っていきたいと思った。



東アジア平和大使プロジェクトでは、平和を願い、平和的に未来を築こうとする個人や団体の方々と、

今後も手を取りあながら共に未来を考え、対話やそこにいる時間を共有することを通し、

平和を一人一人が作ることを大切にしていきます。


参加するそれぞれの思想や背景の違いは問わず、また特定の在り方を強要することはありませんので、

今後も多くの方のご参画をお待ちしています。


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おすすめ・選考リソース

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“ヨコハマから未来へ。#3 ~これからの多文化共生を考える~”



■東アジア平和大使プロジェクトとは?🎵

2020年より始まった、WUJの年間プロジェクト。

東アジアの次世代が「近くて、遠い」と言わない社会をつくる、を理念に掲げています。

事業期間中は毎月イベント開催し、東アジアの和解と共生に関わる人々の対話と連携と場を創出します。


東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。

※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます 東アジア平和大使プロジェクト

・戦後80年市民談話募集中(2025年12月31日まで):https://forms.gle/GkX5QttFqcTYZkGE6

東アジア平和大使関連ブログ

・東アジア平和大使プログラムをスタートさせました(2020年度)

・東アジア平和大使プロジェクト2024年総括



2020年より始まった、市民間から対話を通じて平和を作る、東アジア平和大使プロジェクト。

今年は遂に、戦後80年。


6年目を迎えた本プロジェクトの2025年度は7月本格的にスタートをする予定です。

プロジェクトとしても戦後80年市民談話の発行を目指す特別な年。


そこで!知りたい、行ってみたい、やってみたいを今年は大切に、

好奇心と行動力を軸にしたプロジェクトのスピンオフや思い付き(!)の不定期な活動やイベントを、

夏まで開催しています。


その取り組みの一環の第一弾、4月の拓魂祭について報告します。



当日は昨年満蒙開拓平和記念館へのフィールドトリップの参加者と関係者5名で参加しました。


*尚、個人の私見も入った詳細報告が、今回のリソースパーソン長川のブログに掲載される予定です。

また、フィールドトリップの様子はこちらよりアクセス可能です。


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開催概要&当日構成

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■テーマ🎵 

拓魂祭 -これからの記憶の継承の仕方について考える-


東京に、拓魂公苑という場所があるのを知っていますか。

「満洲」(中国東北部)の地で亡くなった、満蒙開拓団や満蒙開拓青年義勇軍犠牲者への追悼の想いが込められた170基の開拓団碑(石柱)に囲まれた公園です。


毎年その地で開催されている慰霊祭、『拓魂祭』。

戦後80年を迎え、当事者の声と記憶が薄れていく中で、

これからの記憶の継承の在り方について考えます。


■日時🎵 

4月13日(日)

午前 11:00 (JST)


■開催形態 🎵 


■当日構成🎵 

  • 拓魂祭

  • 関係者との懇親会(任意参加)


■開催言語🎵

日本語


■企画🎵

  • 主催:NPO法人Wake Up Japan


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写真で振り返る現地訪問

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当日は生憎のお天気となりましたが、雨の中、予想を超える70人ほどの参加がありました。


関連した書籍の販売もされています。

公園内には、170基の開拓団碑(石柱)が建てられており、慰霊祭はそちらに囲まれながら開催。

公園の奥には、石碑があります。

こちらを読むことで、この場所の歴史的な経緯や概要について知ることが出来ます。

雨の中始まった慰霊祭では、約70名の参加者を前に、全国から集まった関係者が短い言葉をそれぞれ述べていました。その中には数少ない当事者、元満蒙開拓青少年義勇軍の中島千代吉さんも含まれています。


慰霊碑の横には、「中国、朝鮮、蒙古人犠牲者 追悼の碑」というプラカードも設置されていました。

有志の方のみで、その後簡単な懇親会が行われました。


当日の様子は、毎日新聞の以下の記事にも掲載されています。


本企画は公式イベントではありませんでしたが、

運営外からご参加いただいた皆様、ありがとうございました。


東アジア平和大使プロジェクトでは、平和を願い、平和的に未来を築こうとする個人や団体の方々と、

今後も手を取りあながら共に未来を考え、対話やそこにいる時間を共有することで平和を一人一人が作ることを大切にしていきます。


参加するそれぞれの思想や背景の違いは問わず、また特定の在り方を強要することはありませんので、

今後も多くの方のご参画をお待ちしています。


■東アジア平和大使プロジェクトとは?🎵

2020年より始まった、WUJの年間プロジェクト。

東アジアの次世代が「近くて、遠い」と言わない社会をつくる、を理念に掲げています。

事業期間中は毎月イベント開催し、東アジアの和解と共生に関わる人々の対話と連携と場を創出します。


東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。

※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます 東アジア平和大使プロジェクト

・戦後80年市民談話募集中(2025年12月31日まで):https://forms.gle/GkX5QttFqcTYZkGE6

東アジア平和大使関連ブログ

・東アジア平和大使プログラムをスタートさせました(2020年度)

・東アジア平和大使プロジェクト2024年総括




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