社会教育団体Wake Up Japanでは、多様な人々が対話する機会をつくることで、お互いの違いや行動背景をストーリー(語り)から共感をもって理解を高めること、分かち合いを通じて一人ひとりが協力しあえる環境を育むこと、そして、多様な人々が共に社会をつくっているという認識を強化することを目的に「対話の実験室」を開催しています。
対話の実験室は、東京、杉並区のアートスペース、「公・差・転」で始まった取り組みで、Wake Up Japanでもその趣旨に賛同し、開催しています。
この企画は日本社会における対話を阻む習慣をみつめなおし、他者との関わり方を試行錯誤する場です。
今回の対話の実験室のトピックは、「アスリートやアーティストは政治的中立であるべき?」です。
新型コロナウイルスの感染する中での東京オリンピックの開催に際して、出場選手に対して「辞退」をすべきだという声があります。一方で、スポーツ選手はスポーツにだけ集中すべきという意見もあります。
また、入国管理法の改正に対する反対運動では、有名な芸能人やアーティストが反対の声明をあげたことがありますが、そうした声にも政治的な中立を求める声がありました。
みなさんは、アスリートやアーティストは政治的中立であるべきだと思いますか?
また、私たちの生活をするうえで、そもそも政治的に中立で過ごすことはできるのでしょうか?
今回の対話の実験室では、こうした問いから私たちの考えやその背景を掘り下げていきます。
【詳細】
対話の実験室-アスリートやアーティストは政治的中立であるべき?-
日時 2021年6月25日(金)21:00-22:30
場所 ZOOM
対象 社会の不条理の解決をしたい、問題を解決したいと考えている方
社会問題を自己責任で片付けたくないと考えている方
参加費 ギフトエコノミー制*
主催 Wake Up Japan
留意事項
・無断での撮影・録音は禁止しています。そうした行為が発見された場合は、その後のWake Up Japan主催イベントの参加をお断りいたします。
・オンラインで開催する場合は、ビデオ通話をオンにしたうえで参加をするようにしてください。ご自身の安心を確保したいなどの理由でビデオ通話が難しいという場合は、事前にご相談ください。
・申込の際には本名でお申し込みください。イベント参加時に、本名ではなく、ニックネームなどを使うことは差し支えありません。
イベントの流れ
・チェックイン(自己紹介)
・安心の場づくりのための確認事項
・問いからそれぞれの考えや感じ方を共有する
※発言はいつでも訂正する権利があります。まとまってなくてもかまいません。
・チェックアウト(振り返り)
【申込方法 】
以下のURLよりお申し込みください。
※オンラインイベントのURLは当日60分前を目途にお送りします。
【ギフトエコノミーについて】
Wake Up Japanでは、おカネのあるなしによって、社会や個々人の人生を豊かにする手法へのアクセスが制限されてしまうことはおかしなことだと考えています。そのために、イベント開催に際して、必要経費以上の参加費は集めていません。一方で、イベント開催にはオンライン通話のための契約など費用も少なからずかかっています。経済的に可能な方はカンパをお願いいたします。また、経済的に余裕がない場合でも、メッセージでの感想の共有は主催者を元気づけますし、将来の「出世払い」の約束なども歓迎です。詳しくはイベント後にお知らせします。
▼対話とは?
おしゃべりの「会話」、根拠を示す「議論」、勝ち負けを決める「討論」とは異なり、他者との違いを受け止め、自分が変わることを恐れず、考えを深める話し方です。他者との違いが明らかになることによって、新しい気づきや、思ってもみない発想が生まれるかもしれません。
(公・差・転 ウェブサイトより)
▼対話の実験室とは?
対話すべき、対話が必要とよくいわれますが、実際に対話できているでしょうか。敵か味方かになってしまい、人間関係が壊れるのを恐れて意見を言えなかったり、意見が違うと否定されたと感じたり、人格攻撃で相手を黙らせたり、あるいは黙ってしまうことはないでしょうか。ここではそれらの習慣を越えて対話することに挑戦し、うまくいかなかったとしてもそれを学びにします。
(公・差・転 ウェブサイトより)